(NY時間10:04)(日本時間00:04) アマゾン<AMZN> 170.61(+11.33 +7.11%) アマゾン<AMZN>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第1四半期のガイダンスも公表し、売上高の見通しは予想を若干下回ったものの、営業利益の見通しが予想を上回った。AWSの売上高は予想範囲内ではあったが、伸びは13%増に加速している。 アナリストからも高評価が出ている。「eコマースの利益は物流効率化の恩恵が出たほか、AWSは複数四半期に渡る加速を開始。エンタープライズとコンシューマーにまたがる生成AIの提供も芽生えている」と述べた。営業利益率は7.8%と、パンデミック時の8.2%を除けば、過去最高を更新した。 今回の決算はジャシーCEOのコスト削減と収益性の高いサービスへの集中が、同社を再構築しつつあることを示唆している。同社は、中国系eコマースの新興企業のテムやTikTokとの競争をかわしながら利益を改善するため、3万5000人以上の人員削減を含む経費削減を続けてきた。 今月初めにはプライムビデオのストリーミングやスタジオ事業、ライブストリーミング・サービスのTwitchで数百人の従業員を解雇すると発表。11月には音楽部門とゲーム部門、そして音声アシスタントのアレクサを担当する部門のポジションを廃止した。 (10-12月・第4四半期) ・1株利益:1.00ドル(予想:0.78ドル) ・売上高:1699.6億ドル(予想:1662.1億ドル) オンラインストア:705.4億ドル(予想:689.1億ドル) 実店舗:51.5億ドル(予想:52.3億ドル) サード・パーティ:435.6億ドル(予想:419.6億ドル) AWS:242.0億ドル(予想:242.2億ドル) ・営業利益:132.1億ドル(予想:104.9億ドル) ・営業利益率:7.8%(予想:6.2%) (1-3月・第1四半期見通し) ・売上高:1380~1435億ドル(予想:1420億ドル) ・営業利益:70~120億ドル(予想:91.2億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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