(NY時間10:21)(日本時間00:21) エクソンモービル<XOM> 102.66(+0.27 +0.26%) エクソンモービル<XOM>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。また、四半期配当の増配も発表しており、配当は約8%引き上げられ1株1.63ドルとなった。 一方、カリフォルニア州の資産や、老朽化したメキシコ湾のインフラ解体などで37億ドルの費用を計上。パーミアン盆地など複数の地域での生産が伸び、年間生産量は4%増加した。 ウッズCEOは「われわれの一貫した戦略と卓越した事業遂行により、業界をリードする売上高を達成し、2023年には同業他社を上回るキャッシュを株主に還元することができた。今回の結果は、有利なプロジェクトへの投資と選択的な売却を通じてポートフォリオのハイグレード化を進めると同時に、事業全体を通じてより高いレベルの効率性と有効性を推進したことを反映したものだ」と述べた。 アナリストからは「税効果や在庫評価、為替が業績を下支えした。予想を上回る利益は上流部門とエネルギー製品部門が好調だった」との評価が出ている。 ただ、株価は前日終値を挟んで売買が交錯している。 (10-12月・第4四半期) ・1株利益(調整後):2.48ドル(予想:2.22ドル) ・売上高:843.4億ドル(予想:860.7億ドル) ・純利益:99.6億ドル(予想:89.1億ドル) 上流部門:62.7億ドル(予想:59.6億ドル) エネルギー製品:30.2億ドル(予想:20.9億ドル) 化学製品:5.77億ドル(予想:5.50億ドル) 特殊製品:7.43億ドル(予想:7.62億ドル) (通期見通し) ・設備投資:230~250億ドル(予想:244.3億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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