(NY時間10:22)(日本時間00:22) アップル<AAPL> 184.02(-2.84 -1.52%) アップル<AAPL>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。アイフォーンが予想以上に好調だったことが寄与した。ただ、その他のマック、アイパットは予想を下回っている。ただ、同社は5四半期連続の減収を回避。アイフォーンは明るい話題となった。 アップストアとストリーミング・プラットフォーム含むサービス部門の伸びは、引き続き他部門を上回り11%の増収となったものの、予想には僅かに届かなかった。 株価は冴えない反応。想定されていたことではあるが、中華圏の売上高が13%の減収となり、予想も下回ったことが嫌気されている。マエストリCFOは「落ち込みには満足していないが、中国が世界で最も競争の激しい市場であることは承知している」と述べた。同社は中国における個人消費の冷え込みと、外国技術への禁止措置拡大と闘っている。 アナリストは「同社の10-12月のホリデーシーズンはアウトパフォームだったが、1-3月については、予想コンセンサスよりも下、投資家サイドの数字の下限を見込んでいる。中国の需要も短期的には依然厳しい」と述べた。しかし、「これにより通期は適切にリセットされるはずで、同社が6月に開催する世界開発者会議(WWDC)で発表する生成AIは上向きの起爆剤として期待できる」とも指摘している。 (10-12月・第1四半期) ・1株利益(調整後):1.46ドル(予想:1.39ドル) ・売上高:1195.8億ドル(予想:1179.7億ドル) 製品:964.6億ドル(予想:951.4億ドル) アイフォーン:697億ドル(予想:685.5億ドル) マック:77.8億ドル(予想:79.0億ドル) アイパッド:70.2億ドル(予想:70.6億ドル) ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:119.5億ドル(予想:120.2億ドル) サービス:231.2億ドル(予想:233.7億ドル) ・中華圏売上高:208.2億ドル(予想:235億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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