[今日の視点]とうもろこし=シカゴ安への反応薄く夜間の堅調を継続か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、シカゴの軟調に対する反応も薄く堅調となった夜間の流れを引き継
ぐと予想。円相場は1ドル=148.10円台で推移し、前日の東京時間より円安傾向
にあることも買いを支援。シカゴ期近3月限からの換算値は30円安。先限は夜間取引
より上げ幅を縮小した150円程度の上昇を見込む。
 夜間取引で先限は3万7450円で終了。出来高は2枚にとどまっており、日中取引
でも閑散商いが続くと予想される。先限は5日移動平均が通る3万7470円が目先の
上値抵抗線として意識されるなかでの高下が続くと見られる。ただ、閑散商いだけに、
玉の出方次第という側面が強い点に注意が必要。依然として最も取組高が多いのは5番
限となっているため、24年11月限から先限への取組高のシフトが期待される。
 7日のシカゴコーンは軟調。8日発表の米農務省(USDA)月例需給報告待ちのな
か、ブラジル、アルゼンチンからの供給増加観測や、米利下げ観測後退によるドルの底
堅い足取りが米国の輸出を圧迫すると予想されることが重石となり一代の安値を更新。
サフリーニャコーンの作付け期を迎えているブラジル産地での降雨による生育環境改善
も弱材料となっているだけに、引き続き低迷する可能性がある点に注意しておきたい。

 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万7300〜3万7450円。本日の日
中取引の予想レンジは3万7100〜3万7470円。
 <今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 国際収支(経常収支) 2023年12月(財務省)
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 1月28日-2月3日(財務省)
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2024年1月(財務省)
【経済】14:00 景気ウォッチャー調査 2024年1月(内閣府)
◆ 中国 ◆
【経済】10:30 消費者物価指数 2024年1月(国家統計局)
【経済】10:30 生産者物価指数 2024年1月(国家統計局)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】20:00 製造業生産 2023年12月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】22:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】2/9 00:00 卸売在庫 2023年12月確報値(商務省)
【農産】22:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
【農産】2/9 02:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】2/9 02:00 農産物生産高(USDA)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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