金・銀午前=金は反発、次期FRB議長は積極的に追加緩和へ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金が反発。トランプ米大統領が次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長候補との面
談を開始しており、追加緩和に積極的な人物が選ばれる見通しであることが金相場を押
し上げている。現在のパウエルFRB議長の任期は5月まで。
 トランプ米大統領のもとで米国離れ・ドル離れが続く見通しであることも引き続き買
い手がかり。トランプ米大統領の支持率は悪化が一巡したものの、2期目が始まった後
の最低水準で推移。米国はロシア石油大手に対する制裁でBRICS諸国のエネルギー
供給のつながりを断とうとしているが、ロシアは制裁の抜け道をいつも探し当てること
から、見通しは不透明。
 銀先限は出来ず。
 午前11時24分現在の前営業日比は、金標準が311〜372円高、金ミニが
337〜381円高、ゴールドスポットが997円高、銀が変わらず〜0.2円高。
 午前11時24分現在の出来高は、金が1万7511枚、金ミニが1万6685枚、
ゴールドスポットが915枚、銀が3枚。
【日本国債への売り止まらず】
 19日の東京市場で、30年債利回りは3.35%まで上昇し、過去最高水準を更新
した。国民負担が過去最高水準で推移し貧困が広がる一方、債務拡大に頼った財政運営
が継続し、超長期ゾーンへの売りが強まっている。日本の財政の持続可能性が危惧され
ており、ドル離れというよりも、円相場の崩落のほうが警戒されている。英財政の持続
可能性も危惧されており、米国も、その同盟国も経済見通しは不透明。
 金先限は夜間取引で2万0746円まで上昇。ただ、日中取引開始後は上げが一服し
ている。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は売りがやや優勢だが、アジア時間帯の値動きは目立たない。
午前11時19分現在で、4061.10ドルで推移。

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