●週間見通しゴム、産地主導の上昇一服で反落局面=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は290.70円まで値上がりして年初来高値を更新した後、270円台億班まで軟化
する展開になった。週明け直後は円安を手掛りとした買いが膨らみ、上値追いの展開に
なった。しかし、その後は上海ゴム相場、産地相場がともに軟化したことが嫌気され、
下値模索の展開になった。中国の春節の連休入りを前に、産地相場は急伸地合が一服し
て調整局面に入っている。上海ゴム相場も、中国経済の減速懸念を織り込む動きを見せ
た。
 今週も上値の重い展開になろう。中国勢の春節前の在庫手当が終わり、高値を維持す
ることが難しくなる。このまま産地相場の価格水準が切り下がっていくと、JPXゴム
相場も上値の重い展開になろう。薄商いの持高調整に終始する可能性もあるが、上海ゴ
ム主導の売買は行われないため、産地相場が更に値を崩していくのかが焦点になる。円
急落といった動きがなければ、ピークアウト後の調整売り優勢の地合が続こう。
 予想レンジは265〜280円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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