ゴム午前=総じて反落、高値更新後に売り先行

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて反落。寄り付きでは、最近の強地合いを継続したうえ、上
海夜間高があり、買いが先行し、夜間取引から上げ幅を拡大する限月が目立った。だ
が、中盤に入ると、活発限月の7月限が300円台に突入したことなどから利食い売り
とみられる動きが加速したうえ、日中取引の上海ゴムが上げ幅を縮小したことを受け、
売りが先行し、総じてマイナスサイドに沈んだ。TSR20は出来ず。

 午前11時20分現在のRSS3号は前営業日比3.5円安〜4.5円高。活発限月
の7月限は同1.9円安の296.6円、期先1月限は同4.5円高の295.5円、
推定出来高は2359枚(前日夜間取引含む)。

【7月限が一代の高値更新後に軟化】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、総じて軟調な展開となっている。活発限月の7
月限は、序盤に304.4円まで一時上昇し、連日の一代の高値更新場面となった。だ
が、その後は、買いが続かず、高値から11.8円安となる292.6円まで急落する
など値動きの荒い展開になっている。
 7月限は、2月13日からの一週間で安値から32円超もの上昇となっている。この
間、ファンダメンタルズには大きな変化はみられない。また、上海市場が休場中だった
ことを考慮するれば、今回の急伸は、投機的な色彩が非常に強い可能性がある。300
円超まで上昇しただけに、目先、利食い売りや調整安場面に対する思惑から新規の売り
が出てくることが予想される。値動きの荒い展開が続きそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は、買いがやや優勢となり、
0.2〜0.6ント高となっている。

 上海ゴムは上昇。午前10時50分現在、指標限月の2024年5月限は、前営業日
比25元高の1万3550元となっている。

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