石油午前=上昇、中東情勢の不透明感が拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は上昇。19日のニューヨーク市場はプレジデントデーで休場だった
が、中東情勢の不透明感が相場を押し上げている。イスラエルのネタニヤフ首相は断食
月までに人質の解放がなければ、パレスチナ自治区ガザ南部のラファへ地上侵攻を開始
すると警告しているほか、イエメンの武装組織アンサール・アッラー(フーシ派)は紅
海やアデン湾で商船への攻撃を続けており、英系の貨物船が沈没した。レバノンの武装
組織ヒズボラはイスラエルとの交戦を拡大しており、戦争が始まったとみられている。
円相場は1ドル=150円前半で、前日よりも円安・ドル高推移。時間外取引でニュー
ヨーク原油はマイナス圏で取引されている。
 日中取引開始後、原油の2024年7月限は堅調。夜間取引の高値を上回り、7万
3880円まで上げた。
 午前11時03分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
490〜830円高。
 午前11時03分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が792枚。
【紅海での戦闘は第二次世界大戦以来の規模】
 米海軍のブラッド・クーパー副提督は、紅海やアデン湾における武装組織アンサー
ル・アッラーとの戦闘は、第二次世界大戦以来の規模であるとの認識を示した。副提督
によると、この海域では約7000人の兵士を投入しており、自衛のため約100発の
ミサイルを発射したという。アンサール・アッラーはイスラエルによるガザ攻撃の停止
を要求しているが、米国はイスラエル支援を続けている。
【海外原油夜間取引=小幅安】
 ニューヨーク時間外取引で4月限は前日比0.04ドル安の78.42ドルで推移。
本日これまでのレンジは77.63〜78.56ドル。
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