【場況】 金は続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高一服や ドル建て現物相場の押し目を買われたことを受けて堅調となった。銀の商いは成立しな かった。 午前11時1分現在の前営業日比は、金標準が4〜21円高、金ミニが2.0円安〜 16.0円高、ゴールドスポットが35円高、銀が出来ず。 午前11時1分現在の出来高は、金が1万8463枚、金ミニが2969枚、ゴール ドスポットが5351枚、銀が0枚。 【NY金は米国債の利回り低下が支援】 金は米国債の利回り低下が支援要因になった。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ 観測後退に変わりはないが、主要な経済指標の発表がなく、ポジション調整の動きが続 いた。英国やカナダの国債利回りも低下した。一方、中国人民銀行が住宅ローンの主要 指標金利の引き下げたことは強材料となった。 米ホワイトハウスのブレット・マクガーク中東政策調整官は、パレスチナ自治区ガザ でイスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放に向けた協議を継続するため、週内 に現地を訪問する。米国は、アルジェリアが国連安全保障理事会に提出したイスラエル とイスラム組織ハマスとの戦争の人道的な即時停戦を求める決議案に再び拒否権を行使 し、否決された。 金先限は夜間取引で昨年12月以来の高値9789円を付けた。ニューヨーク高が支 援要因になった。円相場は1ドル=149円台後半で円高が一服した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米国債の利回り低下を受け て堅調となった。アジア市場では、朝方の2023.97ドルから、上げ一服となった が、押し目を買われて2025ドル台に上昇した。 午前11時現在、2025.42ドルで推移。銀は2300セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が2018.67ドル、銀が2293セント。 MINKABU PRESS
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