海外市況サマリー(26日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金   2024/ 4 2,038.9  - 10.5    シカゴ大豆   2024/ 5  1,145.25  + 3.50
NY銀   2024/ 3 2,252.6  - 45.6    シカゴコーン  2024/ 5    421.50  + 8.00
NYプラ  2024/ 4   881.1  - 28.5    NY原油   2024/ 4     77.58  + 1.09
NYパラ   2024/ 3   956.90 - 31.60   ドル・円              150.68  + 0.20
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。シカゴ大豆・コーンとも5月限に変更。
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◎NY外為=ドル円は150.60円台で推移
 為替市場、ドル円は買いが優勢となり、150.80円台まで上昇した。手掛かり材
料に乏しい中、29日発表のPECデフレータの数字を確認したい雰囲気がある。PE
CデフレータはFRBが参照しているインフレ指標。
 今月発表されている米消費者物価指数(CPI)や米雇用統計といった1月分のデー
タに強めの内容が相次いでいることから、PCEデフレータも強めの数字になるのでは
との警戒感もあり、ドル円の下値をサポートしている。一方、米国債利回りは前日付近
で上げ一服感が出ており、ドル円も上値を積極的に追う雰囲気まではない。

◎NY貴金属=反落、米国債の利回り上昇やドル安一服で
 ニューヨーク金、銀は反落。
 金4月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退に
上値を抑えられたが、ドル安が再開すると、押し目を買われた。欧州時間に入ると、米
国債の利回り上昇を受けて上げ一服となった。日中取引では、ドル安一服や米国債の利
回り上昇を受けて売り優勢となった。
 銀5月限は米国債の利回り上昇やドル安一服を受けて売り優勢となった。
 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。
 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測
後退などを受けて軟調となった。欧州時間に入ると、米国債の利回り上昇を受けて下げ
幅を拡大した。日中取引では、ドル安一服や米国債の利回り上昇を受けて売り優勢とな
った。
 パラジウム6月限は米国債の利回り上昇やドル安一服を受けて売り優勢となった。

◎LME=銅は米国債の利回り上昇やドル売り一服で続落、ニッケルは反落
 アルミ3カ月物は変わらず。2182ドルで小高く寄り付いた後はアジア株の頭重い
足取りにもかかわらず、ドル売りの動きが見られたこともあって2195ドルまで上昇
する場面が見られた。ドル売りに一巡感が強まるなか、転売を受けて値位置を落とし、
一時2175ドルまで軟化する動きも見られたが、先週の下落の後で売り警戒感が強い
なか買い戻され、23日と同値で取引を終えた。
 銅3カ月物は大幅続落。米国債の利回り上昇やドル売りに一服感が強まったため、売
り優勢で運ばれた。8537.50ドルで軟調で取引を開始した後にドル売りの動きを
受け、8545ドルまで下げ幅を縮小する動きが見られたが、戻り待ちの売りに値を沈
めプラスサイドに達することは出来なかった。今月20日以来の安値となる8444ド
ルまで下落した後に買い戻されたが、ドルの高止まりが重しとなって戻りは限られ3ケ
タの下げ幅を記録して終了。

◎NY原油=反発、西側のウクライナ戦争への直接介入を警戒
 ニューヨーク原油は反発。
 ロシアがウクライナに侵攻してから2年が経過し、ウクライナで代理戦争を繰り広げ
てきた西側の旗色が悪化しているなかで、西側各国による直接的な軍事介入が警戒され
ることが相場を押し上げた。英テレグラフによると、北大西洋条約機構(NATO)加
盟国や欧州連合(EU)の一部の国は、二国間の取り決めのなかでウクライナへの軍隊
派遣を検討している。軍隊を派遣したNATO加盟国がロシアの攻撃を受けた場合、N
ATO第5条が行使され、NATOとロシアの全面戦争が始まるリスクがある。
 改質ガソリンとヒーティングオイルは反発。原油相場に連動した。

◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近が反発、コーンは強気な輸出検証高から反発
 大豆は期近は反発。
 これまでの下落で売り警戒感が強まるなか、ブラジルの23/24年度生産量予測が
下方修正されたことが手掛かりとなり買い戻す動きが広がった。ただ、米農務省(US
DA)発表の週間輸出検証高が弱気な内容だったことに上値を抑制され、上げ幅は限ら
れた。

 コーンは揃って反発。
 一代の安値を更新する場面が続き、売り過剰感が高まったことで買い戻す動きが広が
った。ドルは高止まり傾向ながらも米農務省(USDA)が発表した週間輸出検証高が
強気な内容だったことも好感され、期近3月限は終値ベースで400セント台を回復し
た。

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