(NY時間16:48)(日本時間06:48)時間外 ブロードコム<AVGO> 1357.49(-49.52 -3.52%) 半導体のブロードコム<AVGO>が時間外で下落。引け後に11-1月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は時間外でネガティブな反応を示している。半導体の売上高が予想を下回った点が嫌気されている模様。AIの需要が後押ししているとしながらも、半導体事業の売上は期待外れだった。 今回の結果は、AIコンピューティングへの投資ブームが同社のチップの売上を期待ほど押し上げていない可能性を示唆している。タンCEOはAI分野が今年度の売上高の4分の1を占めると述べていた。 エヌビディア<NVDA>の昨年の急成長により、投資家たちはAIの恩恵を受けられそうな企業を探している。同社はエヌビディアのようなチップは製造していないが、重要なネットワーキング部品を供給し、カスタムチップの設計業務を行っている。そのため、AIワークロードを処理する巨大データセンターに不可欠な存在となっている。 なお、同社はVMウェアの買収を再編する間、四半期ごとの予測は中断している。 (11-1月・第1四半期) ・1株利益(調整後):10.99ドル(予想:10.42ドル) ・売上高:119.6億ドル(予想:118.3億ドル) 半導体:73.9億ドル(予想:77.0億ドル) インフラソフトウエア:45.7億ドル(予想:43.3億ドル) ・営業利益(調整後):68.3億ドル(予想:64.6億ドル) ・EBITDA(調整後):71.6億ドル(予想:66.0億ドル) (通期見通し) ・売上高:約500億ドル ・EBITDA(調整後):約300億ドル 【企業概要】 半導体とインフラソフトウェアソリューションを設計・開発・供給する。相補型金属酸化膜半導体デバイスと、アナログIII-Vベースの製品に焦点を当てた開発に取り組み、データセンターのネットワーク、ホームコネクティビティ、ブロードバンドアクセス、その他多様な市場向けに製品を提供する。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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