−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 4 2,185.5 + 20.3 シカゴ大豆 2024/ 5 1,184.00 +17.75 NY銀 2024/ 5 2,454.9 - 2.9 シカゴコーン 2024/ 5 439.75 + 1.75 NYプラ 2024/ 4 914.8 - 8.6 NY原油 2024/ 4 78.01 - 0.92 NYパラ 2024/ 6 1,025.30 - 17.10 ドル・円 147.08 - 0.96 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時146円台半ばまで下落 ドル円は下げ渋る動きが見られ、147円台に戻している。一時146円台半ばまで 下げ幅を拡大し、今週に入ってからの下げトレンドを加速させた。きょうの下げで 100日線を下抜けており、来週以降、FOMCや日銀決定会合に向けて調整色を強め るか警戒される。本日の200日線が146円台前半に来ており、目先の下値メドとし て意識される。 本日の米雇用統計を受けてドル円は下げを加速させた。失業率が2年ぶりの水準まで 悪化し、平均時給も伸びが緩んでいた。ただ非農業部門雇用者数(NFP)は27.5 万人増と底堅さを示しており、力強さが失われたわけではない。 ◎NY貴金属=金が続伸、弱気の米雇用統計で ニューヨーク金は続伸、銀は総じて反落。 金4月限は続伸。時間外取引では、ドル安一服に上値を抑えられた。欧州時間に入る と、欧州中央銀行(ECB)の利下げ期待を受けて押し目を買われた。日中取引では、 弱気の米雇用統計を受けて史上最高値を更新したが、米連邦準備理事会(FRB)は利 下げを急がないとの見方から利食い売りが出て上げ一服となった。 銀5月限はドル安や金堅調が支援要因になったが、序盤の買いが一巡すると、利食い 売りが出てマイナスサイドに転じた。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、ドル安一服に上値を抑えられた。欧州時間 に入ると、買い戻されたが、上げ一服となった。日中取引では、弱気の米雇用統計や金 堅調が支援要因になったが、利食い売りなどが出てマイナスサイドに転じた。 パラジウム6月限はドル安が支援要因になったが、序盤の買いが一巡すると、戻りを 売られて軟調となった。 ◎LME=アルミ・銅は利食い売り先行で反落、ニッケルは小幅続伸 アルミ3カ月物は反落。2246.50ドルで小安く取引を開始。2267ドルまで 切り返したが、2月21日の高値2269ドルが抵抗線になると、利食い売りを含めた 手じまい売り先行もようとなった。銅の反落で売り圧力が強かったが、2233.50 ドルで下げ渋り、前日の安値2225ドルを試す下げにはならず、下値堅く推移した。 銅3カ月物は反落。8646ドルで小高く寄り付いた。前日の高値8680ドル超え となり、8689ドルまで上げ幅を拡大し、1月31日以来の高値をつけた。今月に入 り200ドル以上の上昇となり、高値警戒感が強まるなか、欧州株の軟化から利食い先 行がしやすい環境となった。2月の米雇用統計は失業率、平均時給が事前予想より弱い 数字となり、米労働市場は落ち着きを示し、米利下げに踏み切りやすい環境となった。 しかし、米株式市場でナスダック指数が反落となるなど、リスク回避の動きが強く、銅 市況は売り優勢となった。8563ドルで下げ渋り、前日の安値8544.50ドルま での下落にはならず、押し目買いを感じる値動きを示した。 ◎NY原油=続落、供給過剰に対する懸念が圧迫 ニューヨーク原油の期近は続落。 中国税関総署によると、1〜2月の原油輸入は前年比5.1%増の日量約1074万 バレルとなった。ただ市場では、昨年12月の1139万バレルから減少したことが指 摘された。一方、2月の米雇用統計で労働市場の減速が示されたが、非農業部門雇用者 数が予想以上に増加し、米連邦準備理事会(FRB)は利下げを急がないとの見方が強 いことも圧迫要因になった。 改質ガソリンとヒーティングオイルは反落。欧州時間から原油の戻りを売られたこと につれ安となった。 ◎シカゴ大豆・コーン=総じて続伸、USDA月例需給報告を消化し買い優勢に 大豆は軒並み大幅続伸。 米農務省(USDA)月例需給報告ではブラジルの生産量予測が下方修正されたが、 それ以外大きな修正が見られなかったことで材料消化となった。これで安心感が広まる なか、これまでの下落後の修正の動きが膨らんだうえ、弱気な米雇用統計、これを受け たドル売りの動きが強気材料視され、軒並み2ケタの上げ幅を記録した。 コーンは総じて小幅続伸。 8日に米農務省(USDA)月例需給報告を無難に消化したことで、売り警戒から買 い戻す動きが広がった。小麦、大豆の堅調な足取りも買い支援要因となったが、需給緩 和見通しが意識されるなか上値は抑制され、小麦を含む3商品では最も伸び悩んだ。 MINKABU PRESS
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