前週は70ドル台後半をコアに揉み合う展開になった。中東情勢の下値サポートは続 いているが、一方で80ドル台では早めに利食い売りを進める動きが強く、明確な方向 性を打ち出せていない。イスラエルとハマスの休戦合意が見通せない状況はポジティ ブ。一方で、現実の需給がひっ迫化している訳ではなく、上値を攻め切るまでの勢いは 見られなかった。高値更新が一服するが、利食い売りが膨らむ訳でもなく、高値圏で売 買が交錯した。 今週も底固い展開が続こう。3月10日からラマダンが始まったが、現時点ではイス ラエルとハマスの休戦合意の見通しは立たない。仮に休戦合意への期待感が強まると70 ドル台前半まで急落するリスクを抱えているが、そうした動きがみられるまでは期近限 月主導の上昇地合が続こう。米原油在庫の増加傾向とは整合性が取れない値動きだが、 地政学リスクの消化が最優先される。12日に石油輸出国機構(OPEC)、14日に 国際エネルギー機構(IEA)月報が公表されることがイベントリスクになる。 予想レンジは75.00〜82.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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