[今日の視点]石油=下落へ、海外原油の上値は伸びず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。中心限月の2024年8月限で1200〜1500円安程度を想
定する。今月に入って海外原油は上値を試しているものの、買いが続いていない。主要
国で高水準の政策金利が継続することによる景気悪化懸念が重し。来週の日銀金融政策
決定会合に向けて円高・ドル安が続いていることも圧迫要因。週明けの円相場は1ドル
=147円前半で推移。
 今週からイスラム圏が断食月に入るなかで、パレスチナ自治区ガザ南部のラファに向
けたイスラエルの進軍が警戒される。米ポリティコのインタビューでネタニヤフ首相
は、ラファに侵攻すると繰り返したほか、戦争の最終段階を終えようとしているとの認
識を示した。戦闘は2ヶ月以内との見通しを示している。今週も武装組織ハマスとイス
ラエルの停戦協議が続くとの報道はあるが、人質解放に向けてハマスが満足するような
条件は提示されておらず、人質を解放しないハマスに対して、イスラエルがラファ侵攻
を開始するリスクを想定しておくべき。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 マネーストック 2024年2月(日本銀行)
【経済】08:50 国内総生産 2023年10-12月期2次速報 (内閣府)
【工業】09:30 貴金属倉荷証券流通高 2024年2月(大阪取引所)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 雇用統計 2024年1月(トルコ統計機構)
◆ アメリカ ◆
【農産】3/12 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
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