石油午前=大幅安、主要国の景気見通しの不透明感が重し

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は大幅安。先週末の米雇用統計が堅調だったことから、米利下げ開始
見通しの不透明感が強まり、相場を圧迫している。高水準の米政策金利が続くことによ
る需要下振れが警戒されている。日銀が超緩和的な金融政策をさらに修正する見通し
で、円高・ドル安が続いていることも国内市場の重し。円相場は1ドル=146円後半
で推移。時間外取引でニューヨーク原油が軟化していることも圧迫要因。
 日中取引開始後、原油の2024年8月限は大幅安。夜間取引の安値を下回り、7万
0290円まで下げ幅を広げた。
 午前10時59分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
2080〜1600円安。
 午前10時59分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1522枚。
【サウジアラムコの需要見通しはOPECよりも弱気】
 サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、今年の石油需要の伸びについて前
年比で日量150万バレル増との見通しを示した。石油輸出国機構(OPEC)の日量
220万バレル増より弱気な見通しとなっている。
【海外原油夜間取引=下落】
 ニューヨーク時間外取引で4月限は前日比0.55ドル安の77.46ドルで推移。
本日これまでのレンジは77.25〜77.99ドル。
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