高安まちまちも、パレスチナ情勢の不透明感が下支えに=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=77.93(-0.08 -0.10%)

 ニューヨーク原油の期近は高安まちまち。ラマダン(断食月)に入り、パレスチナ情勢の不透明感が強まる可能性があることが相場を支えた。イスラエルのガラント国防相は、ラマダンがジハードの月となる可能性があることを理解していると述べた一方で、私達は戦争の準備が出来ていると語った。北半球の冬場が終わり、石油需要が上向く時期を迎えていることも支援要因。ただ、需要見通しの不透明感は重し。今年の世界の需要について、石油輸出国機構(OPEC)は楽観的である一方、国際エネルギー機関(IEA)は慎重。今週はそれぞれが月報を公表する。

 時間外取引で4月限は軟調に推移した後、プラス圏に浮上したが上値は重く、通常取引開始にかけて76.79ドルまで売りが強まった。ただ、その後は買い戻しが優勢となり、下げ幅をほぼ消して引けた。


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