[本日の見通し]石油=堅調、本日は米CPI

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2024年8月限は堅調。ただ、夜間取引の段階で上げは一
服している。
 本日は2月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。パウエル米連邦準備制度理
事会(FRB)議長が昨年末に利下げを示唆してから、利下げ開始時期を探る局面が続
いており、米CPIの結果は金融緩和開始時期の思惑を左右するだろう。早ければ6月
とみられているが、米金融当局者が物価目標にインフレ率が回帰すると確信することが
利下げ開始の条件で、CPIが発表された後に米金融当局者の発言に目を向けなければ
ならない。
 ただ、米コアCPIは前年比の伸びが4%割れ水準で高止まりする傾向にある。米利
下げが可能なのか疑問視されると原油を含めたリスク資産市場は荒れそうだ。
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比0.18ドル高の78.11ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは78.03〜78.14ドル。
 原油8月限の予想レンジは7万0800円から7万1800円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
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