●論点解説原油、ラマダン入りするも膠着感が強まる=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油相場はボックス傾向が続いている。ラマダン入り後も中東情勢の鎮静化はみられ
ず、地政学リスクのサポートは続いている。紅海でフーシ派の船舶に対する攻撃が続い
ていることにも変わりはない。一方で、現実の需給がひっ迫化していない状況での80
ドル台には過熱感も警戒され、需要不安などを手掛りとした売り圧力も見られる。ただ
し、コモディティ市場で景気リスクを改めて強力に織り込むような動きはみられず、非
鉄金属相場は底固さを見せている。今週は石油輸出国機構(OPEC)と国際エネルギ
ー機関(IEA)月報で需要見通しの再検証を行うことになるが、原油相場のみが需要
不安で急落する必要性は乏しい。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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