[今夜の視点]海外原油=堅調か、パレスチナ情勢の不透明感で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引で4月限は前日比0.18ドル高の78.11ドルで推移。本日これまで
のレンジは77.95〜78.17ドル。

 今晩の海外原油は堅調か。パレスチナ情勢の不透明感が相場を支えるだろう。パレス
チナ自治区ガザ南部のラファにいずれイスラエル軍が進軍する可能性が高く、その場合
は反イスラエルの武装組織によるイスラエル攻撃が強まる公算である。親イランの武装
組織ヒズボラとイスラエル軍の地上戦も視野にあり、イスラム教徒にとって神聖なラマ
ダンに緊迫感が高まるのではないか。パレスチナ人の虐殺が続こうとも、中東からの石
油供給に下振れはないだろうが、売りをためらう相場だと思われる。ただ、緊迫感だけ
で積極的には買えず、手掛けにくい相場ともいえる。
<今夜の予定>
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 国際収支 2024年1月(トルコ中央銀行)
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2024年1月(トルコ統計機構)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 消費者物価指数 2024年2月確報(連邦統計庁)
◆ イギリス ◆
【経済】16:00 雇用統計 2024年2月(国立統計局)
【納会】--:-- ガスオイル 2024年3月限(ICE EUROPE)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2024年2月(労働省)
【経済】3/13 03:00 財政収支 2024年2月(財務省)
【工業】3/13 05:30 週間石油統計(API)
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