国内市場は序盤こそ、限月間で方向性を欠く展開の可能性があるが、13日のニュー ヨーク原油時間外取引が小幅高で堅調に推移から地合いを引き締め、小高く推移か。ド バイ原油は期中7月限から8月限への限月移行が進みんだ。 中心限月の2024年8月限は夜間取引を150円安で終えた。日中取引は寄り付き から寄り付き直後こそ、小幅安の可能性はあるが、小幅高に反発するとみる。場中の円 相場、日経平均株価の動向にも左右されるが、円相場が1ドル=147円台半ば〜後半 で弱含み、日経平均株価が上昇なら原油市場でも買い方に有利な環境となる。 8月限は、夜間取引の中盤で7万2140円の高値をつけた。7万2000円台の取 引は短時間で終わり、終盤は小安く推移した。日中取引は7万2000円が抵抗線とし て意識されると予想。支持線は7万1500円。 12日のニューヨーク原油は小幅安。ラマダン入り後も中東地域の緊張が続いている ことが下支え要因ながら、米エネルギー情報局(EIA)の月報で今年、来年の米国産 原油の生産量見通しが上方修正されたこと弱材料視され、売り優勢。ただし米石油協会 (API)が12日のニューヨーク原油市場の引け後に発表した米原油在庫が市場予想 の前週比40万バレル増に対し、前週比552万1000バレル減となったことから、 13日のニューヨーク原油時間外取引は堅調に推移。時間外取引で期近4月限は前日比 0.41ドル高の77.97ドルで推移。ここまでの高値は78.10ドル、安値は 77.94ドル。 <今日の予定> ◆ 日本 ◆ 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】19:00 鉱工業生産 2024年1月(EUROSTAT) ◆ イギリス ◆ 【経済】16:00 貿易収支 2024年1月(国立統計局) 【経済】16:00 鉱工業生産指数 2024年1月(国立統計局) 【経済】16:00 製造業生産指数 2024年1月(国立統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【工業】23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS
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