【場況】 金は反落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高を受け て軟調となった。銀の商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、金標準が90〜80円安、金ミニが96.0〜 80.5円安、ゴールドスポットが49円安、銀が出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、金が4万4977枚、金ミニが5492枚、ゴール ドスポットが1万4447枚、銀が0枚。 【NY金は米CPIの伸び加速が圧迫】 金は米消費者物価指数(CPI)の伸びが加速したことが圧迫要因になった。2月の 米CPIは前月比0.4%上昇、前年同月比3.2%上昇した。1月の前月比0.3% 上昇、前年同月比3.1%上昇から、ガソリンや住居費の上昇で伸びが加速した。市場 予想は前月比0.4%上昇、前年同月比3.1%上昇。CMEのフェドウォッチで、6 月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は59.5%(前日59.6 %)となった。年末のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標水準は4.50〜 4.75%の確率が最も高く、利下げ幅は75ベーシスポイント(bp)に縮小した。 ただ利下げ期待に変わりがないことから株高に振れ、S&P500が最高値を更新し た。 金先限は夜間取引で1万0216円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になっ た。円相場は1ドル=147円台前半の円高に振れた。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米消費者物価指数(CP I)の伸びが加速したことを受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の 2157.13ドルから、押し目を買われた。 午前11時現在、2158.79ドルで推移。銀は2413セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が2176.29ドル、銀が2442セント。 MINKABU PRESS
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