シカゴコーンの夜間取引は強含み。5月限は440セント台前半で強含みで推移。前 日は大豆の騰勢に追随できなかったことで、ファンドの買い戻しによる安値からの切り 返しはこれで一巡したと見るべきか。11日の当欄で指摘したように、オプションを含 めると、ファンドは3月に入り売り越しを再び拡大する方向に動き出している。 ただ、今春の作付け動向に影響する大豆とコーンの新穀限月(大豆11月限、コーン 12月限)の比価が2.51と、ここ3週間の高値まで上昇していることに注目した い。比価の高水準が続くと、当然大豆の作付面積の増加につながる。 前日のシカゴは小幅まちまち。大豆が急伸したものの、小麦の上値が重かったことで それに追随できなかった。大豆同様、ブラジル国家食糧供給公社(Conab)が 2023/24年度の同国のコーン生産高を下方修正したものの、下支え要因にとどま った。 5月限は445.00セントまで上伸したが、引けも441.75セントと前日比替 わらずとなり、なんとか440セント台を維持した。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 19:00 鉱工業生産 2024年1月(EUROSTAT) ◆ イギリス ◆ 【経済】 16:00 貿易収支 2024年1月(国立統計局) 【経済】 16:00 鉱工業生産指数 2024年1月(国立統計局) 【経済】 16:00 製造業生産指数 2024年1月(国立統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【工業】 23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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