金・銀市況=金は反落、終盤に現物相場の下値の堅さから下げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         10,240    -80    10,244   -73  : 2,159.54   -16.75
銀          114.0    0.0     117.0   0.0  : 2,416.00   -26.00
プラチナ     4,377    -21     4,375   -20  :   924.60   - 8.68
パラジウム   4,900      0     4,900     0  : 1,040.72   +13.69
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.52   +0.03  ユーロ・ドル相場   1.0928  -0.0008
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【市況】
 金は反落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円小幅高を
受けて軟調となり、先限は正午前に80円安で推移。午後の取引はドル建て現物相場の
下値の堅さから終盤にわずかに下げ幅を縮小した。
 銀の商いは成立しなかった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが80〜58円安、ゴールドスポットが51円安、銀
が変わらず。
 推定出来高は、金が4万9910枚、金ミニが6156枚、ゴールドスポットが
1万5891枚、銀が0枚。
【金は買い過剰感が和らぐ】
 金先限は反落。夜間取引の終盤に1万0216円まで下げ幅を拡大し、今月5日以来
の安値をつけた。日中取引も軟調に推移し、概ね1万0200円台前半で推移した。昨
日の終値で14日間の相対力指数(RSI)が81台まで上昇し、総強気状態となると
ともに買い過剰感が台頭していたが、今日の下げで72台に低下し、買い過剰感が和ら
いだ。
 2月の米消費者物価指数(CPI)が事前予想より、やや強気の数字となり、ニュー
ヨーク金市場では利食い売りが先行もようとなった。ドル建て現物価格は2150ドル
の節目が支持線。明晩は2月の米小売り売上高、生産者物価指数(PPI)の発表があ
り注意が必要だ。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は下値堅く推移。昨日の海外市場は、米消費者物価指数(CP
I)の伸びが加速したことを受けて売り優勢となった。アジア市場は、朝方2157.
13ドルから、押し目を買われた。正午前に2161ドル台まで上昇。午後になり、
2157ドル台にジリ安となった後、2160ドル水準に戻した。ユーロドルの下値の
堅さを映している。
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