シカゴ大豆の夜間取引は下落。前日の急伸に対する修正安となっており、5月限は 1190セント台を割り込んだ。前日の当欄で「今夜反発すればまだこのまま12ドル を目指す可能性が残る」としたが、まさにそのような展開となっており、今夜は12ド ルの節目を試すのかどうかが焦点となろう。 また大豆とコーンの新穀限月(大豆11月限、コーン12月限)の比価が2.51 と、ここ3週間の高値まで上昇していることにも注意したい。比価の高水準が続くと、 当然今年の大豆の作付面積の増加につながる。 前日のシカゴは急反発。ブラジル国家食糧供給公社(Conab)が2023/24 年度の同国産大豆生産高見通しについて、すでにかなり低い数値だったものをさらに下 方修正したことで強気のインパクトが強まった。今回の発表は1億4685万8000 トンと、3月の米農務省(USDA)の1億5500万トンを大幅に下回っている。 5月限は11日に上値抵抗となっていた1190セントを突破したことで上げ足を加 速して1196.50まで上値を伸ばした。引けもほとんど下げずに1196.00セ ントだった。 ゛ <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 19:00 鉱工業生産 2024年1月(EUROSTAT) ◆ イギリス ◆ 【経済】 16:00 貿易収支 2024年1月(国立統計局) 【経済】 16:00 鉱工業生産指数 2024年1月(国立統計局) 【経済】 16:00 製造業生産指数 2024年1月(国立統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【工業】 23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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