NYプラチナ市況=プラチナが小幅続落、パラジウムは小反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 4)   898.9      913.7       891.5       899.4    -  1.7
         (24/ 7)   907.5      923.1       900.9       908.3    -  2.1
 パラジウム  (24/ 6)   999.00    1032.50      984.50     1000.20   +  0.80
         (24/ 9)  1000.00    1022.00     1000.00     1008.70   +  0.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          51,189         60,410        86,155       (+  1,022)
 パラジウム          3,053          4,486        19,369       (-     62)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,512.13  + 401.37
     前日  150.88/90   1.0864/66   ・ナスダック         16,369.41  + 202.62
     本日  151.24/26   1.0922/24   ・10年米国債利回り      4.27  -   0.03
・NY原油  (24/ 4)   81.68 - 1.79  ・SPDR保有金残高    837.35  +   4.03
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが小幅続落、パラジウムは小反発。前日比
は、プラチナが2.8〜1.7ドル安、中心限月の4月限が1.7ドル安、パラジウム
が0.20〜0.80ドル高、中心限月の6月限は0.80ドル高。
 プラチナ4月限は小幅続落。時間外取引では、金軟調につれ安となった。欧州時間に
入ると、買い戻されて下げ一服となった。日中取引では、ドル高一服が下支えになった
が、戻りは限られた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後はドル安を受けて地合いを
引き締めた。
 パラジウム6月限は日中取引のドル高一服が下支えになった。米連邦公開市場委員会
(FOMC)後はドル安を受けて買い優勢となった。
 プラチナ4月限は時間外取引を891.5〜900.0ドルのレンジで推移し、前日
比2.9ドル安の898.2ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、金軟調につれ安
となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引は、ドル高一服が下支えになり、903.7ドルまで戻した。その後は、米
連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで上げ一服となった。米FOMC後はドル
安を受けて地合いを引き締め、913.7ドルまで上昇した。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標
を5.25〜5.50%で据え置いた。ただ米連邦準備理事会(FRB)当局者は依然
として今年3回の利下げを見込んでおり、ドル安に振れたことから地合いを引き締め
た。
 パラジウム6月限は、時間外取引を984.50〜1004.00ドルのレンジで
推移し、前日比4.40ドル安の995.00ドルとなった。6月限は安寄りしたの
ち、買い戻されたが、他の貴金属の軟調につれ安となった。
 日中取引は、ドル高一服を受けて買い戻され、1022.50ドルまで上昇した。そ
の後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで上げ一服となった。米FOM
C後はドル安を受けて地合いを引き締め、1032.50ドルまで上昇した。
 19日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万7306
オンス、パラジウムは変わらずの5万2060オンス。
今日の材料
・2月の英消費者物価指数(CPI)は3.4%上昇と1月の4.0%上昇から鈍化
し、2021年9月以来の低水準となった。市場予想3.5%上昇を下回った。市場で
は英中銀の6月利下げ観測が高まった。
・イスラム組織ハマス幹部のオサマ・ハムダン氏は、調停国がハマスのガザ停戦案をイ
スラエルに提示したが、その反応は否定的なものだったと述べた。
・米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標
を5.25〜5.50%で据え置いた。据え置きは5会合連続。金利・経済見通しによ
ると、FRB当局者は依然として今年3回の利下げを見込んでいるが、全体的には前回
の見通しを発表した昨年12月時よりもタカ派的な見方が強まっている。
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