NYプラチナ市況=反落、ドル高で戻りを売られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   922.7      928.7       905.0       911.4    -  9.7
         (24/10)   934.0      937.0       915.0       921.2    -  9.5
 パラジウム  (24/ 6)  1023.00    1038.50      996.50     1004.00   - 17.50
         (24/ 9)  1042.00    1042.00     1010.50     1012.40   - 17.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          25,601         26,160        79,418       (-  1,680)
 パラジウム          2,612          3,380        19,180       (-    157)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,566.85  - 240.52
     前日  151.37/39   1.0786/88   ・ナスダック         16,396.83  +  17.37
     本日  151.60/62   1.0742/44   ・10年米国債利回り      4.33  +   0.13
・NY原油  (24/ 5)   83.71 + 0.54  ・SPDR保有金残高    830.15      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。前日比は、プラチナが9.7〜6.8ドル安、
中心限月の7月限が9.7ドル安、パラジウムが17.50〜17.30ドル安、中心
限月の6月限は17.50ドル安。
 プラチナ7月限は反落。時間外取引では、予想通りの米個人消費支出(PCE)デフ
レータや金堅調を受けて買い優勢となった。日中取引では、米ISM製造業景気指数の
50台回復や金の上げ一服を受けてマイナスサイドに転じた。
 パラジウム6月限はドル高や他の貴金属の上げ一服を受けて売り優勢となった。
 プラチナ7月限は時間外取引を921.9〜928.7ドルのレンジで推移し、前日
比1.2ドル高の922.3ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、予想通りの米個
人消費支出(PCE)デフレータや金堅調を受けて買い優勢となった。
 日中取引では、米ISM製造業景気指数の50台回復や金の上げ一服を受けてマイナ
スサイドに転じ、905.0ドルまで下落した。
 2月の米個人消費支出(PCE)デフレータは前年比2.5%上昇と事前予想と一致
した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、米PCEデフレータは「私たちの
期待に沿った」内容だったとの見解を示した。一方、3月の米ISM製造業景気指数は
50.3と、前月の47.8から上昇し、拡大を示す50を1年半ぶりに上回った。米
国債の利回りが上昇し、プラチナに利食い売りが出た。
 パラジウム6月限は、時間外取引を1012.00〜1038.50ドルのレンジで
推移し、前日比5.00ドル安の1016.50ドルとなった。6月限は高寄りしたの
ち、他の貴金属の堅調につれ高となった。買い一巡後は戻りを売られて上げ一服となっ
た。
 日中取引は、米ISM製造業景気指数の50台回復や他の貴金属の上げ一服を受けて
売り優勢となり、996.50ドルまで下落した。
 28日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比50オンス減の19万
7256オンス、パラジウムは同変わらずの5万1464オンス。
今日の材料
・シリアの首都ダマスカスのイラン大使館周辺にイスラエル軍戦闘機によるものとみら
れる攻撃があり、イラン革命防衛隊の上級司令官ほか、複数の外交官が死亡した。
・3月の米ISM製造業景気指数は50.3と、前月の47.8から上昇し、拡大を示
す50を2022年9月以来、1年半ぶりに上回った。市場予想は48.5だった。
・2月の米建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.3%減少した。市場予想
は0.7%増。一戸建て住宅などが好調だったものの、工場など非住宅のほか、公共事
業が不振だった。
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