[今日の視点]とうもろこし=期先は夜間安がシカゴ高に相殺され変わらずか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、4日のシカゴコーンは概ね確りで引けたため、期先2本は夜間取引
での軟調な足取りを相殺しそう。シカゴ期近5月限、1ドル=151.30円からの換
算値は40円高。閑散商いのなか週末を迎えているため、序盤の先限は変わらずになる
と予想する。
 とうもろこし先限は夜間取引を4万0120円で開始したが、張り付いたまま夜間を
終了。先限の出来高はわずか1枚。夜間の総出来高自体が3枚の超閑散商いであり、市
場参加者が限られた状態にある。週末の玉整理が進むようであれば値が飛ぶ可能性もあ
る。
 4日のシカゴコーンは概ね確り。週間純輸出成約高は100万トンを割り込んだもの
の、事前予想を維持したことが買いを支えた。また、米経済指標の弱気な足取りが米利
下げ着手観測を刺激していることもあり底意は強そうだ。
 ただ、ブラジルのサフリーニャコーン生育に大きな問題が見られていないことで需給
緩和観測が強まりかねず、売り方支配の様相が高まることも想定しておきたい。
 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は4万0120〜4万0250円。本日の日
中取引の予想レンジは4万〜4万0400円。小口の買いで乱高下となるリスクから予
想レンジは広めにとった。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 貿易収支 2024年2月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】08:30 全世帯家計調査・消費支出 2024年2月(総務省)
【経済】14:00 景気動向指数 2024年2月速報(内閣府)
◆ 中国 ◆
【休日】--:-- 清明節
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 小売売上高 2024年2月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 製造業受注 2024年2月(経済技術省)
◆ フランス ◆
【経済】15:45 鉱工業生産指数 2024年2月(INSEE)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 雇用統計 2024年3月(労働省)
【経済】4/6 04:00 消費者信用残高 2024年2月(FRB)
【商品】4/6 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 雇用統計 2024年3月(カナダ統計局)
【経済】23:00 Ivey購買担当者景況指数 2024年3月(RISB)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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