プラチナ午前=プラチナはまちまち、利食い売り後に期先は浮上し小幅高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。夜間取引はニューヨークプラ
チナ高から買い優勢。日中取引は序盤、期近から期中が小反落となる限月が見られた。
いったん持ち直したが、先限から利食い売り先行もようとなり、修正安場面を迎えた。
下げ幅は限定的で期先2本はプラスサイドに浮上し、小幅高。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時33分現在の前営業日比は、プラチナが16円安〜15円高、プラチナミ
ニが26.0円安〜10.0円高、プラチナスポットが2円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時33分現在の出来高は、プラチナが1万2845枚、プラチナミニが
917枚、プラチナスポットが6430枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは利食いの動きで反落も期先は再上昇】
 プラチナは、今夜、3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることや高
値警戒感から、買い方の利益確定の動きから反落となったが、押し目買いで期先は再上
昇。午前10時半以降は小高い状態を維持している。金が小反落後に切り返したことに
支援されているが、期中と期近6月限は小幅安。今夜、3月の米消費者物価指数
(CPI)の発表を控え、利食いの動きもあったが、押し目は浅く、押し目買いは感じ
られる。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方に980.16ドルの高値をつけた後、
おおむね975〜980ドルのレンジでもみあった。午前10時過ぎから売り優勢とな
り、971.50ドルまで反落となったが、早々に979ドル台まで反転し、強地合い
を維持。前日のニューヨークプラチナは一時1000ドル超えとなったが、現物相場は
987ドル台で頭打ちとなり、今年のレンジ相場の上限を突破するには至っていない。
 午前11時30分現在、プラチナは976.50ドル、パラジウムが1090.29
ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが974.90ドル、パラジウムが
1059.86ドル。
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