アジア株 上海株は小動き、このあとの貿易統計や来週のGDPを前に売買手控え シャオミは上昇、モルスタが目標株価引き上げ 東京時間14:00現在 香港ハンセン指数 16809.73(-285.30 -1.67%) 中国上海総合指数 3033.08(-1.16 -0.04%) 台湾加権指数 20806.28(+53.06 +0.26%) 韓国総合株価指数 2683.50(-23.46 -0.87%) 豪ASX200指数 7784.80(-28.77 -0.37%) インドSENSEX30種 74590.44(-447.71 -0.60%) アジア株は台湾を除いて下落。米CPIに続きPPIも強い内容となったことから、米国の利下げ開始が秋頃になるとの見方が広がっている。きょう予定されている米ミシガン大学消費者信頼感や週明けの小売売上高も強い内容となれば年内利下げ見送り観測が高まってくるだろう。 香港は大幅下落。香港は米ドルとのペッグ制を採用していることから金融政策を米国に連動させている。そのためFRBの利下げ開始が遅れれば香港の基準金利引き下げも遅れてしまう。保険や不動産、自動車、ハイテク、医療品など幅広い銘柄が下落している。 一方、スマートフォン大手のシャオミは2.6%高。同社初となる電気自動車(EV)の「SU7」シリーズの売上が好調なことを受け、米モルガンスタンレーがシャオミの目標株価を17香港ドルから20香港ドルに引き上げたことが材料視されている。 上海株は前営業日終値付近で推移、中国指標を前に警戒感が高まっている。きょうは16時に貿易統計が発表され、来週はGDPや小売売上高、新築・中古住宅価格が発表される。好調な製造業PMIを受け中国経済が昨年末に底打ちしたとの期待が広がっているが、中国CPIとPPIは弱く、住宅統計も弱いままであり、先行きに対する懸念は残ったまま。
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