石油午前=急落、ガザ停戦協議の楽観論や米原油在庫の増加が重し

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は急落。イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦協議が続いているこ
とや、米原油在庫の増加を受けて海外原油が続落したことが背景。日本政府の円買い・
ドル売り介入とみられる動きから急激な円高となったことも国内市場を圧迫。ただ、円
高一服後の円相場は1ドル=156円前半まで円売りが優勢となっている。時間外取引
でニューヨーク原油はしっかり。
 日中取引開始後、原油の2024年9月限は急落。ただ、夜間取引の段階で売りは一
巡している。
 午前10時58分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
2770〜2460円安。
 午前10時58分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が2172枚。
【米国とサウジが安全保障で急接近か?】
 ブルームバーグの報道によると、米国はサウジアラビアに最新の兵器などを軸とした
安全保障を提供する一方、イスラエルとサウジの外交再開に向けて尽力しており、両国
が合意に近づいているもよう。関係筋の発言として伝わっている。米国はアブラハム合
意の拡大を目指している。報道の内容が正しければ、サウジアラビアはロシアや中国な
どBRICSばかりを重視するわけではないようだ。
【海外原油夜間取引=しっかり】
 ニューヨーク時間外取引で6月限は前日比0.11ドル高の79.11ドルで推移。
本日これまでのレンジは79.02〜79.35ドル。
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