【場況】 金は反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高一服や ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀は先限が戻りを売られて小幅安とな った。 午前11時1分現在の前営業日比は、金標準が28〜43円高、金ミニが59.0円 安〜39.5円高、ゴールドスポットが78円高、銀が0.1円安。 午前11時1分現在の出来高は、金が4万7566枚、金ミニが9614枚、ゴール ドスポットが1万5844枚、銀が5枚。 【NY金は米FOMC後のドル安が支援】 金は米ISM製造業景気指数の低下や米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安 が支援要因になった。4月の米ISM製造業景気指数は49.2と、3月の50.3か ら低下した。一方、米FOMCで金利据え置きが決定された。声明で「インフレ率はこ の1年で緩和したが、依然高止まりしている」とされた。予想されたほどタカ派の内容 でなかったことからドル安に振れた。 イスラム組織ハマスの幹部は、パレスチナ自治区ガザでの停戦合意の遅れをハマス側 の責任とするブリンケン米国務長官の主張は不当と非難した。ガザ停戦協議の行方を確 認したい。 JPX金は円相場の行方も焦点である。米連邦公開市場委員会(FOMC)後にドル 安となるなか、介入とみられる円買いを受けて円相場は1ドル=153円前後まで円高 に振れた。日中取引では156円台前半の円安に振れた。 金先限は夜間取引で1万1775円に上昇したのち、1万1428円まで急落し、乱 高下した。ニューヨーク高と円高が背景にある。日中取引では1万1689円まで上昇 した。銀先限は135.5円で上げ一服となった。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米ISM製造業景気指数の 低下や米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安を受けて買い優勢となった。アジ ア市場では、朝方の2321.54ドルから、買い戻されて堅調となった。 午前11時現在、2323.69ドルで推移。銀は2671セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が2287.96ドル、銀が2645セント。 MINKABU PRESS
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