●論点解説金、ＦＯＭＣで４月末急落に対する修正進む＝マーケットエッジ

　金相場は米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）と前後して反発している。ＦＯＭＣで
は、パウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長が利上げ着手に慎重姿勢を示すも、
目新しい内容ではないと評価されている。従来あと、年内利下げ見通しを示していた
が、今回は声明文にディスインフレの進展の遅れが盛り込まれたこともあり、利下げに
ついて踏み込んだ言及はなかった。一方で、利下げを完全否定している訳でもなく、ま
た、利上げ可能性については低いとしている。全体として、現在の金利水準でインフレ
環境の見極めを続ける方向性が強く窺える内容になっている。米長短金利が低下で反応
したことはポジティブだが、金市場の目線だと４月３０日の急落地合に対する修正局面
との評価になろう。引き続き注目されるのは米金融政策環境よりも、連休明け後の中国
現物筋の動向になる。
（マーケットエッジ・小菅　努）

• 金のドル建て現物相場（午後）：堅調で２３８３ドル台
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• ［今夜の視点］金・銀＝ドル高も押し目買いが入る
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