NY金・銀市況=金は小反落、米雇用統計の発表を控えて動意薄

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金     (24/06)  2329.9     2336.1      2294.3      2309.6     -  1.4
         (24/08)  2351.7     2357.9      2316.5      2331.6     -  1.3
   銀     (24/07)  2690.5     2706.5      2625.5      2682.9     +  8.1
         (24/09)  2722.5     2733.5      2655.0      2710.9     +  8.1
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           146,431       234,582      522,588        (+  2,797)
  銀            44,389        67,721      164,995        (-  1,320)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           38,225.66 + 322.37
     前日  154.52/54   1.0710/12    ・ナスダック          15,840.96 + 235.48
     本日  153.68/70   1.0726/28    ・10年米国債利回り       4.58 -   0.02
・NY原油 (24/06)  78.95 - 0.05     ・SPDR保有金残高     831.04 -   1.15
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は小反落、銀は小幅続伸。終値の前日比は金は1.5〜0.7ドル
安、中心限月の6月限が1.4ドル安、銀が6.5〜9.4セント高、中心限月の7月
限は8.1セント高。
 金6月限は小反落。3日の米雇用統計の発表を控えて売り買いが交錯した。今週の米
連邦公開市場委員会(FOMC)を経て、米利下げ開始時期の不透明感が一段と強まっ
たことから、経済指標次第であるとの認識が改めて広がった。
 米新規失業保険申請件数の4週間移動平均が21.0万件まで減少し低水準を維持し
ていることや、1−3月期の米非農業部門労働生産性指数・速報値が前期比+4.7%
と高い伸びとなったことはインフレ圧力の高止まりを示唆し、米利下げ開始時期の不透
明感を強めた。4月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数(NFP)の市場予想は前月
比24万人増と、堅調な伸びが期待されている。
 北大西洋条約機構(NATO)加盟国によるロシアへの進軍が警戒されていることは
安全資産である金の支援要因。フランスのマクロン大統領は、ロシアがウクライナ紛争
の前線を突破するようなら、ウクライナへの派兵を排除しないと述べた。英スカイニュ
ースが伝えた。
 銀7月限は小幅続伸。米雇用統計の発表待ちで動意は限られた。
今日の材料
・トルコ、イスラエルとの貿易を全て停止
・あらかじめ金利の道筋を設定することはない=レーンECB専務理事
・政策金利はデータ次第、その都度会合で決定へ=同上
・利下げはかなり緩やかな道筋で実施される=マクレム・カナダ中銀総裁
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