大豆週間展望=シカゴ大豆7月限は低迷場面が続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
             [6月3日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)             5月27日 〜5月31日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000    64,000    0
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<シカゴ>30日終値  前週末比      |<主要統計データ> (5月23日まで)
      24/ 7 1209.75  -38.25     |輸出検証高:21万2,105トン
      24/11 1190.00  -29.50    |輸出成約高:31日に発表予定
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 156.92円  前週末比 0.09円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆は7月限は需給引き締まり観測を強める材料が浮上し
ない限り、期近7月限は1260セントを抵抗線にしての高下が続くと予想される
 【シカゴ大豆は順調な作付けと輸出需要の低迷が弱材料視】
 シカゴ大豆7月限は5月28日まで1240セントを前後するもちあいで推移してい
たが、29日以降に急速に軟化し、30日は1207.25セントまで値を落とし、今
月14日以来の安値をつけた。米国産大豆の作付け遅れが警戒されながらも順調な作付
が続くとの見方が弱材料視された。同時に米利下げ着手時期がこれまで予想されていた
時期よりも遅れるとの見方からドルが堅調に推移するなか、輸出需要の低迷が続くとの
観測が強まっている。
 弱材料が意識されやすい状況のなか低迷場面が続くと予想される。目先の安値の目安
は5月14日に付けた1203.50セントか。1203.50セント、1200セン
トの節目を割り込むと、投機家中心に投げ売りが増える可能性あり。25日移動平均線
が通る1216セントから1220セントのレンジで戻り売りが待ち受けるとみる。月
替わりとなり、新穀の期近11月限への限月移行が進みやすくなる。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。

<当面の予定(イベント・経済統計)>
3日 ●ニュージーランド(女王誕生日)
   中国製造業購買担当者景況指数 2024年5月(財新)
   ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年5月確報(Markit)
   米製造業景況指数 2024年5月(ISM)
   米週間穀物輸出検証高(USDA)
   作付け・発芽進度報告(USDA)
   土壌水分報告(USDA)
4日 独雇用統計 2024年5月(連邦雇用庁)
   米耐久財受注 2024年4月確報値(商務省)
   米製造業新規受注 2024年4月(商務省)
5日 中国サービス業購買担当者景況指数 2024年5月(財新)
   ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年5月確報(Markit)
   ユーロ圏生産者物価指数 2024年4月(EUROSTAT)
   全米雇用報告 2024年5月(ADP)
   米非製造業景況指数 2024年5月(ISM)
   政策金利発表(カナダ銀行)
6日 独製造業受注 2024年4月(経済技術省)
   ユーロ圏小売売上高 2024年4月(EUROSTAT)
   理事会結果公表(ECB)
   米貿易収支 2024年4月(商務省)
   米新規失業保険申請件数(労働省)
   米週間穀物輸出成約高(USDA)
7日 全世帯家計調査・消費支出 2024年4月(総務省)
   中国貿易収支 2024年5月(税関総署)
   独貿易収支 2024年4月(連邦統計庁)
   独鉱工業生産指数 2024年4月(経済技術省)
   ユーロ圏域内総生産 2024年1-3月期確報(EUROSTAT)
   米雇用統計 2024年5月(労働省)
   米卸売在庫 2024年4月確報値(商務省)
   建玉明細報告(CFTC)
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      ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。




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