プラチナ市況=プラチナは反落、円相場が一段高で戻りは抑えられる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,787   + 66    11,812   +56  : 2,350.41   +32.23
銀          153.0    0.0     152.7  -1.1  : 3,069.00   +74.00
プラチナ     5,122    -87     5,139   -92  : 1,022.69   -13.02
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   926.32   +20.32
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.91   -1.37  ユーロ・ドル相場   1.0901  +0.0051
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安と円高
を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになっ
たが、戻りは売られ、先限は正午前は84円安で推移。午後に入り現物相場が軟調に推
移し、期先3本が100円超の下落となった。終盤は現物相場は反発したが、円相場が
1ドル=155円台後半に一段高となったため、戻りは抑えられた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが119〜87円安、プラチナスポットが
92円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万2137枚、プラチナミニが1038枚、プラチナス
ポットが8432枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは金に対し逆行安】
 プラチナ先限は夜間取引で5102円まで下落し、5月15日以来の安値をつけた。
5100円の節目が支持線となり、5157円まで戻したが、戻り売り圧力が強く、
軟調な展開を強いられ、金の堅調に逆行安状態のまま引けた。
 内外市場で金の反発に対し売り先行となりった。東京時間の午後3時時点でドル建て
現物相場ベースで金に対して約1330ドルの下ザヤ。5月1日時点でサヤは1350
ドル超を記録していたこと考慮すれば、まだ拡大の余地はあるが、プラチナは供給不足
予想のため、長期的には割安感はある。昨日、プラチナ現物相場は5月1日以来の25
日移動平均線(1024.25ドル)を試した。現行水準で下げ渋るか、1000ドル
接近までさらに下値を探るかを見極めたい場面。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1019.46ドルから、ドル安を受
けて1022ドル台まで戻したが、戻りは売られた。午後は1020ドルが抵抗線とな
ったが、金につれ高となり、1020ドル台を回復。
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