とうもろこしは、薄商いが続いているだけに限月間で方向性を欠く可能性はあるが、 シカゴ高、円小幅安を背景に徐々に買い優勢となりそうだ。期先は夜間取引を220円 高の3万9700円と堅調で終えた。円相場1ドル=157円とシカゴ期近7月限から の換算値は50円高。先限の序盤は、夜間終了時点からやや値を落とした200円の上 昇を予想。 とうもろこしの夜間の出来高は1枚にとどまり閑散商いが続いている。最も取組が多 いのは依然として24年11月限で期先限月への取組の移行が見られるかが注目され る。 10日のシカゴコーンは概ね反発。前週末に値を落とした後だけに買い戻し主導の戻 りとみられる。ただ、最近のレンジ内での反発でにとどまっており、新たな方向性は示 されていない。前週末の流れから450セントを超えたところで上値が圧迫される傾向 が続いているが、日中取引終了後に発表された作柄報告では依然として順調な生育と 良好な作柄が示されているため、今後の上値も抑制されることになりそうだ。 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万9650〜3万9750円。本日の日 中取引の予想レンジは3万9480〜3万9800円。 <今日の予定> ◆ 日本 ◆ 【経済】08:50 マネーストック 2024年5月(日本銀行) ◆ イギリス ◆ 【経済】15:00 雇用統計 2024年5月(国立統計局) ◆ 南アフリカ ◆ 【経済】20:00 製造業生産 2024年4月(南アフリカ統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】--:-- 連邦公開市場委員会(FRB) 【工業】6/12 05:30 週間石油統計(API) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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