(NY時間17:11)(日本時間06:11)時間外 ブロードコム<AVGO> 1685.00(+189.49 +12.67%) 半導体のブロードコム<AVGO>が時間外で大幅高。引け後に2-4月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。AI製品の堅調な需要を背景に好調な数字を発表しているが、AI絡みの売上高は31億ドルに上っていた。ガイダンスも公表し、予想を上回る通期の売上高見通しを示している。また、7月15日付で1株を10株にする株式分割も発表した。 AIシステムの構築競争は同社のような半導体企業に恩恵をもたらしている。同社はデータセンターに不可欠なものを含め、コンピューティングやネットワーキングに使用される様々なコンポーネントを提供。また、タンCEOは買収したVMウエアも業績を押し上げたと述べた。 同社は一連の買収を経てその地位を確立。半導体業界の全体の動向を示すバロメータとなっている。データセンタープロバイダーはAIシステム構築に同社のカスタムチップ設計とネットワーク半導体を利用しているほか、自動車、スマートフォン、インターネット接続機器向けの部品も製造している。メインフレームコンピュータ、サイバーセキュリティ、データセンターの最適化など、ソフトウェア分野への進出も加速。 (2-4月・第2四半期) ・1株利益(調整後):10.96ドル(予想:10.80ドル) ・売上高:124.9億ドル(予想:120.6億ドル) 半導体:72.0億ドル(予想:71.2億ドル) インフラソフトウエア:52.9億ドル(予想:49.3億ドル) ・営業利益(調整後):71.5億ドル(予想:68.3億ドル) ・EBITDA(調整後):74.3億ドル(予想:70.4億ドル) (通期見通し) ・売上高:510億ドル(予想;506億ドル) 【企業概要】 半導体とインフラソフトウェアソリューションを設計・開発・供給する。相補型金属酸化膜半導体デバイスと、アナログIII-Vベースの製品に焦点を当てた開発に取り組み、データセンターのネットワーク、ホームコネクティビティ、ブロードバンドアクセス、その他多様な市場向けに製品を提供する。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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