NYプラチナ市況=反発、金堅調やドル高一服で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   956.8      962.4       947.5       958.6    +  4.0
         (24/10)   968.2      975.3       960.4       970.9    +  3.2
 パラジウム  (24/ 9)   891.50     906.50      883.50      898.50   + 10.40
         (24/12)   908.00     910.00      895.00      906.20   +  9.50
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          29,423         42,539        88,612       (+    84)
 パラジウム          3,516          4,435        27,293       (+    801)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,589.16  -  57.94
     前日  157.03/05   1.0739/41   ・ナスダック         17,688.88  +  21.32
     本日  157.38/40   1.0705/07   ・10年米国債利回り      4.22  -   0.02
・NY原油  (24/ 7)   78.45 - 0.17  ・SPDR保有金残高    829.34  -   1.44
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。前日比は、プラチナが3.2〜4.1ドル高、
中心限月の7月限が4.0ドル高、パラジウムが9.50〜13.20ドル高、中心限
月の9月限は10.40ドル高。
 プラチナ7月限は反発。時間外取引では、金堅調につれ高となった。欧州時間に入る
と、戻りを売られて上げ一服となった。日中取引では、ドル高一服や金堅調を受けて買
い優勢となった。
 パラジウム9月限は他の貴金属の堅調やドル高一服を受けて買い優勢となった。
 プラチナ7月限は時間外取引を948.6〜962.4ドルのレンジで推移し、前日
比0.4ドル安の954.2ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、金堅調につれ高
となった。欧州時間に入ると、戻りを売られて上げ一服となった。
 日中取引では、手じまい売りが出て947.5ドルまで下落した。その後は、ドル高
一服や金堅調を受けて買い優勢となり、960.5ドルまで上昇した。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)でタカ派姿勢が示されたことが上値を抑える要因
になった。一方、米輸入物価指数の低下や米ミシガン大消費者信頼感指数速報値の低下
を受けてドル高が一服したことが日中取引の支援要因になった。
 パラジウム9月限は、時間外取引を887.00〜906.50ドルのレンジで推移
し、前日比11.40ドル高の899.50ドルとなった。9月限は高寄りしたのち、
他の貴金属の堅調を受けて買い戻された。
 日中取引は、戻りを売られ、883.50ドルまで下落した。その後は、ドル高一服
や他の貴金属の堅調を受けて903.50ドルまで上昇した。
 13日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万9913
オンス、パラジウムは同変わらずの5万1365オンス。
今日の材料
・ロシアのプーチン大統領は、ウクライナでの戦争終結には、ウクライナが北大西洋条
約機構(NATO)加盟に向けた野心を放棄し、同国東・南部4州をロシアに引き渡す
必要があると言明した。
・米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、最近発表された一連のインフレ指標は
米経済と連邦準備理事会(FRB)にとって朗報という見解を示した。
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、フランス金融市場の混乱についての質問
に回答を避けた。
・5月の米輸入物価指数は前月比0.4%下落し、昨年12月以来の下落に転じた。エ
ネルギー製品の価格下落を受けた。4月は前回発表から変わらずの0.9%上昇。
・6月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は65.6と、前月の69.1(確報
値)から低下した。市場予想の72.0を下回った。昨年11月以来の最低水準で、3
カ月連続の低下となった。
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