NY金・銀市況=金が反落、NY連銀製造業景況指数の改善で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 8)  2348.5     2348.7      2324.3      2329.0     - 20.1
          (24/12)  2393.5     2393.5      2370.0      2374.5     - 20.0
   銀     (24/ 7)  2964.0     2965.0      2909.0      2939.1     -  8.1
         (23/ 9)  2995.5     2996.0      2941.0      2970.9     -  8.1
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           123,274       160,462       442,050        (+  8,104)
  銀           60,212        91,116       177,753        (-  1,247)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,778.10  + 188.94
     前日  157.38/40   1.0705/07   ・ナスダック         17,857.02  + 168.14
     本日  157.71/73   1.0733/35   ・10年米国債利回り      4.28  +   0.06
・NY原油  (24/ 7)   80.33 + 1.88  ・SPDR保有金残高    825.31  -   4.03
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は金は20.1〜18.7ドル安、中心限
月の8月限が20.1ドル安、銀が9.5〜7.6セント安、中心限月の7月限は
8.1セント安。
 金8月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢や中国
の鉱工業生産指数が予想以下となったことを受けて売り優勢となった。日中取引では、
押し目を買われたが、ニューヨーク連銀製造業景況指数の改善を受けて戻りを売られ
た。
 銀7月限は金軟調につれ安となったが、欧州時間に押し目を買われた。日中取引で
は、ニューヨーク連銀製造業景況指数の改善に上値を抑えられたが、押し目は買われ
た。
 ニューヨーク金8月限は反落。時間外取引では2330.1〜2348.7ドルのレ
ンジで推移、前日比16.4ドル安の2332.7ドルとなった。8月限は安寄りした
のち、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢や中国の鉱工業生産指数が予想以下と
なったことを受けて売り優勢となった。
 日中取引では、押し目を買われ、2342.6ドルまで戻した。その後は、ニューヨ
ーク連銀製造業景況指数の改善を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込
み、2324.3ドルまで下落した。
 6月のニューヨーク連銀製造業景況指数はー6と前月の−15.6から持ち直し、市
場予想のー10を上回った。米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、現時点におけ
る自身の予想に基づけば年内1回の利下げが適切だと述べ、高金利が長く続く可能性が
高いとの見解を示した。
 ニューヨーク銀7月限は、時間外取引で2909.0〜2965.0セントのレンジ
で推移し、前日比15.7セント安の2931.5セントとなった。7月限は高寄りし
たのち、金軟調につれ安となったが、欧州時間に押し目を買われた。
 日中取引では、2963.5セントまで戻したのち、ニューヨーク連銀製造業景況指
数の改善に上値を抑えられ。ただ2915.5セントで押し目は買われた。
 6月14日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比2万7734オンス減の
1761万6175オンス、銀は7万8908オンス減の2億9631万4401オン
ス。

今日の材料
・5月の中国の鉱工業生産は前年比5.6%増加し、4月の6.7%増から減速した。
不動産部門の低迷が続く中、市場予想の6.0%増も下回り、さらなる政策支援を求め
る圧力が高まっている。
・5月の中国の小売売上高は3.7%増と、4月の2.3%増から加速。2月以来の大
幅な増加を記録した。アナリスト予想(3.0%増)も上回った。休日が寄与した。
・6月のニューヨーク連銀製造業景況指数はー6と前月の−15.6から持ち直し、市
場予想のー10を上回った。販売価格指数はほぼ1年ぶりの水準に低下した。
・イスラエルのネタニヤフ首相が戦時内閣を解散した。政府当局者が、明らかにした。
今月初め、ガンツ前国防相が戦時内閣から離脱し、存続可能性を懸念する声が上がって
いた。
・欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン専務理事は、政治的な
不確実性を背景とする最近の市場の混乱は「無秩序」ではないとし、ECBが国債を購
入してフランスを救済する必要性を否定した。
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ECBは金融市場の円滑な機能に細心の
注意を払っていると述べた。
・米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、現時点における自身の予想に基づけば年
内1回の利下げが適切だと述べ、高金利が長く続く可能性が高いとの見解を示した。
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