[今日の視点]とうもろこし=期先は売り優勢か、夜間安の流れを引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、25日のシカゴコーンの下落を背景に期先7月限が夜間取引で売り
優勢となった流れを引き継ぎ軟調に推移を予想。シカゴ期近12月限と1ドル=
159.70円の円相場からの換算値は300円安。閑散商いだけに夜間終了時と同値
の250円安を予想。
 夜間取引で商いが成立した期先5月限と7月限はそれぞれ変わらずと250円安で終
えた。4万0600円で終えた先限7月限は円安傾向のなか下げ幅縮小の可能性がある
が、夜間取引の始値4万0700円が上値抵抗線として意識されそうだ。夜間の出来高
は3枚にとどまっているだけに小口の商いで値が飛ぶ可能性には注意しておきたい。
 25日のシカゴコーンは軒並み下落。米国産コーンの生育にとって、最も重要な時期
を迎えるなかで米産地一部での気温低下が予想されていることが弱材料。24日のシカ
ゴ日中取引終了後に発表された作柄報告では作柄の低下が明らかとなったが、予想通り
に気温が低下し降雨も発生すると作柄が改善に向かう可能性があるなか21年9月以来
の水準まで値を落としているが、現時点では豊作に向けた生育が続いているだけに上値
の重い足取りが続きそうだ。
 JPXとうもろこし期先5月限の寄り付き予想は4万0500〜4万0650円。本
日の日中取引の予想レンジは4万0400〜4万0850円。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 景気先行指数 2024年5月(WESTPAC)
【経済】10:30 消費者物価指数 2024年5月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
◆ フランス ◆
【経済】15:45 消費者信頼感指数 2024年6月(INSEE)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】23:00 新築住宅販売 2024年5月(商務省)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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