アジア株 上海株はプラス転換、財新PMIが3年ぶり高水準、豪州株は軟調、今週は議事録と小売売上高 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 17718.61(休場) 中国上海総合指数 2976.64(+9.23 +0.31%) 台湾加権指数 23073.64(+41.39 +0.18%) 韓国総合株価指数 2800.18(+2.36 +0.08%) 豪ASX200指数 7735.00(-32.47 -0.42%) インドSENSEX30種 79199.00(+166.27 +0.21%) アジア株は高安まちまち。 週末の仏下院選挙の結果は世論調査とほぼ一致、波乱なく無難に通過したことで金融市場に安堵感が広がっている。欧州株先物と米株先物が上昇、為替市場ではユーロ円が史上初めて173円をつけた。 一方、中国経済の回復の遅れは懸念されている。 中国6月の製造業PMIは前月比横ばい、2カ月連続で好不況の分かれ目である50を割り込んだ。非製造業PMIは前月から低下し昨年末以来の低水準となった。ただ、中小企業を対象とした財新の6月製造業PMIは51.8と2021年5月以来の高水準となった、市場予想も上回った。中国人民銀行は2営業日続けて元の中心レートをドル安・元高方向に設定。人民元は対ドルで下げ渋っている。 上海株はプラスに転じている。財新PMIが3年ぶり高水準となったことが材料視されているほか、不動産上位100社の6月売上高が前月比36%増加したことも好感されている。 豪州株は軟調、今週の豪州イベントを控え警戒感が高まっている。 きょうから所得税減税と最低賃金引き上げが実施される。2日は豪中銀議事録が公表される。6月会合では追加利上げについて議論し利下げは議論しなかったとして、タカ派姿勢を維持した。3日は5月小売売上高が発表される、前月から上昇することが予想されており、強い内容となれば8月利上げ観測が一段と高まる可能性。 香港市場は香港特別行政区設立記念日のため休場、あす取引を再開する。
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