NY金・銀市況=軒並み上昇、米CPIの伸び鈍化で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 8)  2377.4     2430.4      2376.8      2421.9     + 42.2
          (24/12)  2424.8     2478.0      2424.8      2469.9     + 42.7
   銀     (24/ 9)  3107.0     3201.5      3107.0      3167.1     + 65.7
         (24/12)  3155.5     3246.0      3155.5      3213.1     + 66.1
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           349,014       188,538       528,741        (+ 12,417)
  銀           81,633        53,102       164,014        (+    769)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,753.75  +  32.39
     前日  161.72/74   1.0829/31   ・ナスダック         18,283.41  - 364.04
     本日  158.89/91   1.0867/69   ・10年米国債利回り      4.19  -   0.09
・NY原油  (24/ 8)   82.62 + 0.52  ・SPDR保有金残高    833.37      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は大幅続伸、銀は反発。終値の前日比は金は41.2〜42.8ドル
高、中心限月の8月限が42.2ドル高、銀が65.4〜66.7セント高、中心限月
の9月限は65.7セント高。
 金8月限は大幅続伸。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待を
受けて買い優勢となった。日中取引では、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受
けて急伸した。
 銀9月限は米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や金急伸を受けて買い優勢となっ
た。
 ニューヨーク金8月限は大幅続伸。時間外取引では2376.8〜2390.0ドル
のレンジで推移、前日比6.5ドル高の2386.2ドルとなった。8月限は安寄りし
たのち、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待を受けて買い優勢となった。
 日中取引では、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受けて急伸し、5月22日
以来の高値2430.4ドルを付けた。買い一巡後は上げ一服となったが、押し目は買
われた。
 6月の米消費者物価指数(CPI)は、前月比でマイナス0.1%と約4年ぶりのマ
イナスとなった。米連邦準備理事会(FRB)の9月利下げの見方が強まり、金の支援
要因になった。
 ニューヨーク銀9月限は、時間外取引で3107.0〜3136.5セントのレンジ
で推移し、前日比17.1セント高の3118.5セントとなった。9月限は高寄りし
たのち、金堅調につれ高となった。欧州時間に入ると、買いgは一巡し、もみ合いとな
った。
 日中取引では、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や金急伸を受けて買い優勢と
なり、5月31日以来の高値3201.5セントを付けた。買い一巡後は上げ一服とな
ったが、3145.0セントで押し目を買われた。
 7月10日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比64オンス増の1769万
9810オンス、銀は99万2458オンス減の2億9750万3943オンス。

今日の材料
・米新規失業保険申請件数は前週比1万7000件減の22万2000件と、予想以上
の減少となった。ただ自動車工場が設備更新で閉鎖する時期に当たり、申請件数は不安
定になりやすく、労働市場を正確に把握することが難しくなっている。
・6月の米消費者物価指数(CPI)は、前月比でマイナス0.1%と予想外に下落し
た。前月比でマイナスになるのは2020年5月以来約4年ぶり。ディスインフレが確
実に軌道に戻ったことが示され、米連邦準備理事会(FRB)の9月の利下げがさらに
一歩近づいた。前年比では3.0%上昇。伸びは5月の3.3%から鈍化し、23年6
月以来最小となった。
・米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、最近の指標がインフレの鎮静化を示
していることは「安心材料」で、物価圧力と労働市場における一段の緩和が利下げを正
当化すると想定していると述べた。
・英国のスターマー新政権は、主要7カ国(G7)の中で最も高い持続的な経済成長を
達成することを目標に掲げている。
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