[7月22日からの1週間の展望]
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週間高低(カッコ内は日付) 7月16日〜7月19日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
<東 京> 先限 38,230 39,500(18) 37,950 (16) 38,500 +270
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<シカゴ>19日終値 前週末比 |<週間統計データ> (7月11日まで)
24/ 9 390.50 -11.50 |週間輸出検証高:107万8,911トン
24/ 12 404.75 -10.00 |週間輸出成約高: 92万3,500トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 157.80円 前週末比 1.24円の円高
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【前週のレビュー】とうもろこし先限は3万8000円割れなら下げ加速の不安.
3万8500円超えとなった場合、3万8800円水準まで戻り余地が生まれる。シカ
ゴコーンは豊作・在庫潤沢のシナリオで軟調とした。
【とうもろこし先限は一時3万8000円割れも方向感を欠く】
とうもろこし先限は16日に3万7950円まで下落し、先限として3月18日以来
の安値をつけたが、一段安にはならず、底堅く推移した後、反発に転じた。18日に抵
抗線の3万8500円に顔合わせするまで戻した。18日は3万8020円に軟化して
引けたが、19日は3万8500円に戻し、方向感を欠いた。
6月上旬以降、中期線の25日移動平均線(3万9480円)は下落し、チャートか
ら判断すると基調は下向き。ファンダメンタルからは、シカゴコーンの安値圏での低
迷、円相場が1ドル=155〜158円のレンジに切り上がったことが弱材料だ。大局
的に3万8000〜3万8500円のレンジ相場。再度3万8000円割れとなると、
3万7500円水準まで下落リスク有り。3万8500円超えとなると、買い戻し主導
で3万8800円水準まで上昇の可能性は残しているが、チャート、ファンダメンタル
ズとも弱気材料が目立つ。
1日の出来高が1ケタの日が多く、出来高の回復の兆しはない。あえて新規売買はリ
スク大。期近9、11月限の手じまい売買が進み、期先への限月移行がなく、数ヶ月後
には総取組高が300枚前後まで減少するリスクがある。
【シカゴコーンは豊作見通しで400セント割れの可能性あり】
シカゴコーンは安値模索から自律反発も戻り鈍く推移。作柄は安定しており、豊作観
測に変わりはなく、反発力は限定的。
12日に発表された7月1日時点の需給見通しは、旧穀の23/24年度の米国産コ
ーンの期末在庫が輸出需要の上方修正から12.6%となり、前月の13.8%から下
方修正となった。一方、新穀の24/25年度の期末在庫率は生産見通の上方修正から
期末在庫率は14.1%となり、先月の14.2%から0.1%の上方修正にとどまっ
た。14%台で需給ひっ迫感はない。
シルキングが始まり、受粉期入りしたことで降雨不足などの天候リスクは低下。15
日に発表された作柄報告によると、良以上が68%と前週から横ばい状態。作柄が良好
で豊作になる目安の70%を2%下回っているが、現時点では豊作観測が優勢。順調な
受粉が裏付けられれば、一段と売り圧力が強まり、指標の期近の12月限は400セン
ト割れの可能性があるとみる。小麦、大豆のほか、為替市場などの他市場の影響も受け
よう。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
22日 香港消費者物価指数 2024年6月(香港統計局)
米週間穀物輸出検証高(USDA)
作柄報告(USDA)
土壌水分報告(USDA)
23日 金融政策決定公表(トルコ中央銀行)
米中古住宅販売統計 2024年6月(全米不動産協会)
24日 ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年7月速報(Markit)
ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年7月速報(Markit)
米卸売在庫 2024年6月速報値(商務省)
米新築住宅販売 2024年6月(商務省)
政策金利発表(カナダ銀行)
25日 独景況感指数 2024年7月(ifo)
米国内総生産 2024年4-6月期速報値(商務省)
米耐久財受注 2024年6月速報値(商務省)
米新規失業保険申請件数(労働省)
米週間穀物輸出成約高(USDA)
26日 米個人所得・支出 2024年6月(商務省)
米消費者信頼感指数 2024年7月確報値(ミシガン大)
建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS
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