NY金・銀市況=金が続伸、予想以下の米新築住宅販売などで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 8)  2410.7     2433.0      2401.8      2415.7     +  8.4
          (24/12)  2458.1     2481.1      2449.8      2464.0     +  8.8
   銀     (24/ 9)  2942.0     2963.0      2912.0      2931.6     -  1.5
         (24/12)  2986.0     3007.0      2956.0      2975.2     -  1.3
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           345,732       239,458       572,306        (- 12,761)
  銀           56,367        58,076       157,106        (-  1,035)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,853.87  - 504.22
     前日  155.62/64   1.0854/56   ・ナスダック         17,342.41  - 654.94
     本日  153.91/93   1.0839/41   ・10年米国債利回り      4.29  +   0.04
・NY原油  (24/ 9)   77.59 + 0.63  ・SPDR保有金残高    841.74  +   1.73
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は続伸、銀は小反落。終値の前日比は金は8.2〜8.8ドル高、中
心限月の8月限が8.4ドル高、銀が2.7〜1.3セント安、中心限月の9月限は
1.5セント安。
 金8月限は続伸。時間外取引では、押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドル高に
上値を抑えられた。日中取引では、米新築住宅販売が予想外に減少したことを受けて買
い優勢となったが、米総合購買担当者景気指数(PMI)が上昇しており、ドル安が一
服すると、利食い売りに上値を抑えられた。
 銀9月限は金堅調につれ高となったが、ドル安一服をきっかけに戻りを売られた。
 ニューヨーク金8月限は続伸。時間外取引では2405.7〜2420.3ドルのレ
ンジで推移、前日比11.2ドル高の2418.5ドルとなった。8月限は高寄りした
のち、押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドル高に上値を抑えられた。
 日中取引では、米新築住宅販売が予想外に減少したことを受けて買い優勢となり、
2433.0ドルまで上昇した。ただ米総合購買担当者景気指数(PMI)が上昇して
おり、ドル安が一服すると、利食い売りが出て2401.8ドルまで下落した。
 6月の米新築一戸建て住宅販売戸数は年率換算で前月比0.6%減の61万7000
戸と、昨年11月以来7カ月ぶりの低水準となった。市場予想は64万戸だった。一
方、7月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.0と、2022年4月
以来、2年3カ月ぶりの高水準となった。
 ニューヨーク銀9月限は、時間外取引で2923.5〜2956.5セントのレンジ
で推移し、前日比20.4セント高の2953.5セントとなった。9月限は高寄りし
たのち、金に押し目買いが入ったことにつれ高となった。欧州時間に入ると、ドル高に
上値を抑えられた。
 日中取引では、ドル安を受けて2963.0セントまで上昇した。その後は、金堅調
を受けて押し目を買われたが、ドル安が一服すると、戻りを売られ、2912.0セン
トまで下落した。
 7月23日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比3312オンス減の1791万
5575オンス、銀は119万7920オンス増の3億0310万7750オンス。

今日の材料
・7月の独HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.7で、6月の
50.4から低下した。市場予想は50.7だった。
・7月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.1とな
り、前月の50.9から予想外に低下した。好不況の分かれ目となる50を辛うじて上
回った。サービス業がやや拡大したが、製造業は一段と縮小した。市場予想では
51.1に上昇すると見込まれていた。
・7月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.0と、2022年4月以
来、2年3カ月ぶりの高水準となった。PMIは50が拡大と縮小の節目となってい
る。6月は54.8だった。サービス業PMIは56.0と、2年4カ月ぶりの高水準
となった。前月は55.3。製造業PMIは49.5と、前月の51.6から低下し、
7カ月ぶりの低水準となった。
・6月の米新築一戸建て住宅販売戸数は年率換算で前月比0.6%減の61万7000
戸と、昨年11月以来7カ月ぶりの低水準となった。市場予想は64万戸だった。
・カナダ銀行は、政策金利を0.25%ポイント引き下げ、4.5%とした。利下げは
2会合連続。インフレが想定通り鈍化し続ければ、追加利下げの可能性もあるとした。
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