東京株式(大引け)=202円安と8日連続安、半導体関連株など売られる

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 26日の東京株式市場で日経平均株価は8日続落。一時プラス圏に転じ3万8000円台を回復する場面があったが、買い一巡後は値を消した。

 大引けの日経平均株価は前日比202円10銭安の3万7667円41銭。プライム市場の売買高概算は17億8108万株。売買代金概算は4兆4350億円となった。値上がり銘柄数は705と全体の約43%、値下がり銘柄数は871、変わらずは69銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウは3日ぶりに反発したものの、ハイテク株は安くナスダック指数は下落。この米ハイテク株安の流れを受け、日経平均株価は下落してスタートした。ただ、前日まで日経平均株価は7日続落と大幅安を演じていただけに、下値には自律反発狙いの買いが入り一時3万8000円台まで値を上げる場面があった。しかし、後場に入ると徐々に上値を切り下げる展開となり、売りに押されるなか再びマイナス圏に転じた。大引けにかけて下げ幅は拡大した。半導体関連株などが下落し、全体相場を押し下げた。来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合が開催されることから積極的な買いを手控える動きも強まった。

 個別銘柄では、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>が安く、アドバンテスト<6857>やルネサスエレクトロニクス<6723>が値を下げた。トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>も売られ、アシックス<7936>や日本製鉄<5401>、商船三井<9104>が下落した。

 半面、三菱重工業<7011>や日立製作所<6501>、キーエンス<6861>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が値を上げた。中外製薬<4519>やファーストリテイリング<9983>が買われた。決算内容が好感されキヤノン<7751>や富士通<6702>が急伸した。

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