(NY時間15:35)(日本時間04:35) センティーン<CNC> 73.52(+6.12 +9.07%) 医療保険のセンティーン<CNC>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。メディケイドは予想を下回ったものの、コマーシャル、メディケア部門が好調だった。通期のガイダンスも公表し、売上高見通しを上方修正している。 今回の決算はメディケイド(医療費助成)費用が業界の利益を圧迫するという投資家の懸念を和らげたようだ。同社が「各州がメディケイド・プログラムの患者の医療ニーズを満たすために支払いを増やすと確信している」と述べたことも支援している。 アッシャーCFOは会見で「すべての州が患者の医療ニーズと料金を一致させる必要性と意図を認めており、1州を除くすべての州が行動を起こしている」と述べた。同社はメディケイド・マネージドケアプラン販売の最大手である。 政府がメディケイドからの脱退を始めて以来、投資家はこのセクターのトラブルを警戒してきた。同社やそのライバルが運営するプランから数百万人の加入者が脱退し、州からのメディケイドの支払いが残留者の費用を十分に満たせなくなるリスクが高まっていた。 (4-6月・第2四半期) ・1株利益(調整後):2.42ドル(予想:2.05ドル) ・売上高:398.4億ドル 5.9%増(予想:364.8億ドル) ・メディケイド:202.5億ドル(予想:216.5億ドル) ・コマーシャル:85.4億ドル(予想:78.7億ドル) ・メディケア:59.8億ドル(予想:54.4億ドル) ・その他:12.1億ドル(予想:12.3億ドル) ・医療給付率:87.6%(予想:87.2%) ・マネージド・ケア会員数:2848万人(予想:2774万人) ・保険料税および医療保険者手数料:38.6億ドル(予想:26.7億ドル) (通期見通し) ・売上高:1550~1570億ドル(従来:1475~1505億ドル)(予想:1504億ドル) ・医療給付率:87.9%(従来:87.3~87.9%)(予想:87.9%) ・保険料およびサービス収入:1410~1430億ドル(従来:1355~1385億ドル) ・1株利益(調整後):6.80ドル以上を維持(予想:6.84ドル) 【企業概要】 米国において、公的医療保険制度であるメディケイド・メディケア、健康保険マーケットプレイスなどの政府支援プログラムを通じて医療サービスを提供する。独自の地域密着型のアプローチで高品質のヘルスケア、革新的なプログラム、幅広い健康ソリューションへのアクセスを提供する。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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