[今日の視点]とうもろこし=夜間の暴落の流れを引き継ぎ4ケタ安か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、1ドル=144円台半ばの円安とシカゴ続伸ながらも売り圧力が
強い展開を予想。シカゴ期近12月限と円相場1ドル=144.15円からの換算値は
600円高ながら、先限の序盤は、夜間終了時点より下げ幅を縮小した1000円程度
の下落となるか。
 先限は夜間取引を3万1430円で開始した後に3万2000円まで上昇し張り付い
たまま高値引けした。2170円安と暴落して夜間を終えており、期先の5月限も
2000円安で引けているため、日中取引では下げ幅縮小の向かうと見られる。ただ、
米農務省(USDA)発表の作柄報告で引き続き生育は順調で作柄も良好であることを
確認できていることが重石となってきそう。
 5日のシカゴコーンは続伸。米産地での順調な生育や良好な天候見通しが依然として
弱材料ながら、USDA発表の週間輸出検証高は依然として強気のうえ、ドル売りによ
り輸出がさらに活発化することも期待されている。高イールド見通しが重石となってい
るが、売り一巡感も強まっているため底意の強い足取りが想定される。

 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万2000〜3万3170円。本日の日
中取引の予想レンジは3万1700〜3万4500円。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】13:30 キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
◆ 日本 ◆
【経済】08:30 全世帯家計調査・消費支出 2024年6月(総務省)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 小売売上高 2024年6月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 製造業受注 2024年6月(経済技術省)
◆ スイス ◆
【経済】14:45 雇用統計 2024年7月(経済省)
【経済】15:30 小売売上高 2024年6月(連邦統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 貿易収支 2024年6月(商務省)
【工業】8/7 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 貿易収支 2024年6月(カナダ統計局)
*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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