NY金・銀市況=軒並み上昇、米新規失業保険申請件数の減少で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/10)  2398.6     2443.2      2398.1      2440.8     + 30.5
          (24/12)  2422.8     2465.8      2420.2      2463.3     + 30.9
   銀     (24/ 9)  2669.5     2769.0      2650.5      2760.6     + 66.2
         (24/12)  2707.5     2807.5      2688.5      2800.2     + 67.1
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           182,503       167,168       478,618        (-  2,027)
  銀           82,417        76,864       147,249        (-    288)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,446.49  + 683.04
     前日  146.74/76   1.0921/23   ・ナスダック         16,660.02  + 464.21
     本日  147.26/28   1.0918/20   ・10年米国債利回り      4.00  +   0.03
・NY原油  (24/ 9)   76.19 + 0.96  ・SPDR保有金残高    844.04  -   4.02
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は大幅続伸、銀は反発。終値の前日比は金は30.3〜32.1ドル
高、中心限月の12月限が30.9ドル高、銀が66.2〜70.3セント高、中心限
月の9月限は66.2セント高。
 金12月限は大幅続伸。時間外取引では、ドル安などを受けて買い優勢となった。欧
州時間に入ると、市場の落ち着きなどを受けて買い戻された。日中取引では、米新規失
業保険申請件数の減少で労働市場に対する懸念が後退したことを受け、買い優勢となっ
た。
 銀9月限は米新規失業保険申請件数の減少や金堅調、株高を受けて買い優勢となっ
た。
 ニューヨーク金12月限は大幅続伸。時間外取引では2420.2〜2453.1ド
ルのレンジで推移、前日比19.3ドル高の2451.7ドルとなった。12月限は安
寄りしたのち、ドル安などを受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、市場の落ち
着きなどを受けて買い戻された。
 日中取引では、米新規失業保険申請件数の減少で労働市場に対する懸念が後退したこ
とを受け、買い優勢となった。ドル高に上値を抑えられたが、株高を受けて押し目を買
われ、2465.8ドルまで上昇した。
 米新規失業保険申請件数は、前週比1万7000件減の23万3000件と約11カ
月ぶりの大幅な減少となった。労働市場の低迷に対する懸念が誇張されていた一方、緩
やかな軟化が依然として続いていることを示唆した。米国債の利回りが上昇し、ドル高
に振れたが、株高に振れたことで市場に安心感が戻った。
 ニューヨーク銀9月限は、時間外取引で2650.5〜2716.5セントのレンジ
で推移し、前日比18.6セント高の2713.0セントとなった。9月限は高寄りし
たのち、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、市場が落ち着
くなか、買い戻されて堅調となった。
 日中取引では、米新規失業保険申請件数の減少や金堅調を受けて買い優勢となった。
ドル高に上値を抑えられたが、株高を受けて押し目を買われ、2769.0セントまで
上昇した。
 8月7日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの1772万9527オ
ンス、銀は8万8297オンス減の3億0301万8188オンス。

今日の材料
・ゴールドマン・サックスは、過去1週間の世界的な市場の混乱について、最悪期を脱
した可能性があるが、「相場の方向性に賭ける大口取引は当面、厳しく管理」する必要
があるとの認識を示した。
・JPモルガンは米国が年内に景気後退(リセッション)に陥る確率を25%から35
%に引き上げた。賃金インフレの鈍化が理由。
・英求人雇用連盟(REC)と会計事務所KPMGの調査によると、7月の英労働市場
はさらなる冷え込みの兆候が見られ、雇用主の賃金引き上げペースが一段と鈍化した。
・米新規失業保険申請件数は、前週比1万7000件減の23万3000件と約11カ
月ぶりの大幅な減少となった。市場予想は24万件だった。労働市場の低迷に対する懸
念が誇張されていた一方、緩やかな軟化が依然として続いていることを示唆した。
・6月の米卸売在庫は0.2%増と、前月発表された速報値や市場予想と一致した。在
庫投資が第2四半期の経済成長に寄与することを示唆した。
・イスラエルに対する報復攻撃の懸念が高まる中、イスラエル紙ハアレツの軍事専門記
者は、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラによる報復はイランよりも大規
模なものになり、テルアビブのイスラエル国防省などが標的になる可能性があるとの見
方を示した。
・米政府は、新疆ウイグル自治区の少数民族の強制労働に関与し、人権を侵害している
として、新たに中国企業5社からの輸入を禁止すると発表した。
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