[今日の視点]とうもろこし=シカゴ安を円安を相殺し変わらずか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、夜間取引の商いは成立しておらず、期先7月限は前日比変わらず、
前日の終値水準で取引開始を予想。シカゴの期近12月限、1ドル=149.30円の
円安からの換算値は15円高。
 先限は8月6日に3万1430円まで値を落とした後、急反発に転じ3万6000円
まで値を切り上げながらも、その後は値位置を落としている。ただ、3万4000円を
下値支持線にしているうえ、下げ一巡と見られるためここからの下げ余地は乏しいので
はないか。今日、25年9月限が新甫発会となるが、売買は手控えられそうだ。
 15日のシカゴコーンは期近以外が上伸。米産地で生育に適した天気が続いており、
米農務省(USDA)月例需給報告で示された需給緩和が示現する可能性が高まってい
る。米経済のソフトランディング観測が強まるなかドル買いの動きが広がっていること
は米国のコーン輸出を抑制する要因になり得ることも上値抑制要因だけに、12月限は
400セントを前後する低迷場面が続くと見られる。
 JPXとうもろこし期先7月限の寄り付き予想は3万4300〜3万4400円。本
日の日中取引の予想レンジは3万4000〜3万4500円。
<今日の予定>
◆ ニュージーランド ◆
【経済】07:45 生産者物価指数 2024年4-6月期(NZ統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 8月4日-8月10日(財務省)
【経済】13:30 第3次産業活動指数 2024年6月(経済産業省)
【発会】--:-- とうもろこし 2025年9月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 一般大豆 2025年8月限(大阪取引所)
◆ 香港 ◆
【経済】17:30 国内総生産 2024年4-6月期改定値(香港統計局)
【経済】17:30 雇用統計 2024年7月(香港統計局)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 貿易収支 2024年6月(EUROSTAT)
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 小売売上高 2024年7月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 住宅着工・許可件数 2024年7月(商務省)
【経済】23:00 消費者信頼感指数 2024年8月速報値(ミシガン大)
【商品】8/17 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 製造業出荷 2024年6月(カナダ統計局)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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