[9月2日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 8月26日〜8月30日 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比 <東 京> 先限 33,900 33,900(26) 33,900 (26) 33,900 ±0 ====================================== <シカゴ>29 日終値 前週末比 |<週間統計データ> (8月22日まで) 24/ 9 371.75 +4.00 |週間輸出検証高: 89万4,295トン 24/12 396.00 +5.00 |週間輸出成約高:150万9,400トン −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 144.93円 前週末比 0.78円の円高 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】とうもろこしは、先物市場としての機能低下で新規売買はリスク 高い。チャートから判断すると弱気相場。シカゴコーンは収穫期前で底入れはとは言い 難いとした。 【とうもろこし限月間のサヤ修正も玉の出方次第】 とうもろこしは閑散商いが続き、引き続き、次の方向性を示すに至らず。値位置が高 く、割高感のあった期近1月限が28日に1500円安の3万5000円に急落し、一 代安値を更新した。他限月にサヤ寄せした格好。その反面、期先7月限が30日の深夜 取引で770円高の3万4750円、日中取引で1020円高の3万5000円をつ け、8月13日以来の高値を更新した。先限は商い成立がなく、帳入値で3万3900 円で横バイ状態。サヤ修正の動きだが、玉の出方次第の印象が強い。 最も取組高の多い期近11月限と、28日に一代安値を更新した期近1月限は9月に 月替わり後、手じまい売買が進む可能性あり。29日時点の総取組高は836枚とな り、微減が続いている。先限の取組高が2枚しかなく、新規売買はほぼ見送られてい る。手じまいたい時に手じまえないリスクがあり、新規売買には不向き。 【シカゴコーンはハーベストプレッシャーが売り口実にされやすい】 シカゴコーンは底堅いながらも今夏の安値圏で低迷。26日の引け後に米農務省から 発表された25日時点での作柄報告で良以上が65%となり、前週の67%から2%低 下した。27日は作柄悪化、29日は週間輸出成約高が150万トン超えとなり、旺盛 な輸出需要が支援材料となり、買い優勢となったが、指標限月の期近12月限は400 セント台を回復するに至っていない。 26日に385セントをつけ一代安値を更新したが、その後、390セント台中心の 取引となっている。短期線の5日間移動平均線が391.50セント水準に通ってお り、390セント台で値固めできるかに注目したい。400セント超えとなると、大幅 な売り越し状態にある大口投機家の買い戻しが増えるとみる。 9月に入ると、天候相場が終盤を迎える。生産量は少ないが、南部では収穫作業が始 まる。米中西部で収穫が本格化するのは、10月に入ってからだが、ハーベストプレッ シャー(収穫期の売り圧力)が売り口実にされやすい。 <当面の予定(イベント・経済統計)> 2日 ●米国、カナダ(勤労感謝の日) 中国製造業購買担当者景況指数 2024年8月(財新) ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年8月確報(Markit) 米週間穀物輸出検証高(USDA) 作柄報告(USDA) 土壌水分報告(USDA) 3日 米建設支出 2024年7月(商務省) 米製造業景況指数 2024年8月(ISM) 4日 中国サービス業購買担当者景況指数 2024年8月(財新) ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年8月確報(Markit) 米貿易収支 2024年7月(商務省) 米耐久財受注 2024年7月確報値(商務省) 米製造業新規受注 2024年7月(商務省) 政策金利発表(カナダ銀行) 5日 独製造業受注 2024年7月(経済技術省) ユーロ圏小売売上高 2024年7月(EUROSTAT) 全米雇用報告 2024年8月(ADP) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米非製造業景況指数 2024年8月(ISM) 米週間穀物輸出成約高(USDA) 6日 全世帯家計調査・消費支出 2024年7月(総務省) 独貿易収支 2024年7月(連邦統計庁) 独鉱工業生産指数 2024年7月(経済技術省) ユーロ圏国内総生産 2024年4-6月期確報(EUROSTAT) 米雇用統計 2024年8月(労働省) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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